NY為替見通し=連銀総裁発言や米債入札をにらんだ展開

 NYタイムは、盛り返しつつある対欧州通貨などでのドル高の流れの継続性を見定める局面となる。昨日は予想を上回った1月米ISM非製造業景況指数が支援となったが、本日は動意につながりそうな特段の米経済指標の発表は予定されていない。

 一方で複数の米連銀総裁の講演が予定されており、特に今年の連邦公開市場委員会(FOMC)金融政策決定の投票権を持つクリーブランド連銀のメスター総裁の見解に注目したい。同総裁は先月、「3月は利下げには早すぎる」などと発言している。

 米金利動向をにらんだドル相場の上下にも注意が必要であるため、米3年債入札の需給を受けた米債利回りの振れも注視しておくべきだろう。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、昨年11月22日高値149.75円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、1-5日上昇幅の38.2%押し147.75円。

(関口)
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