NYマーケットダイジェスト・6日 株高・金利低下・ドル安
(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.94円(前営業日比▲0.74円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.11円(▲0.62円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0755ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:38521.36ドル(△141.24ドル)
ナスダック総合株価指数:15609.00(△11.32)
10年物米国債利回り:4.10%(▲0.06%)
WTI原油先物3月限:1バレル=73.31ドル(△0.53ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2051.4ドル(△8.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。20時過ぎに一時148.79円と日通し高値を付けたものの、前日に付けた年初来高値148.89円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。好調な米3年債入札を受けて米10年債利回りが4.07%台まで低下したことも相場の重しとなった。前日の安値148.27円を下抜けて一時147.83円まで値を下げた。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するメスター米クリーブランド連銀総裁は「インフレが低下しなければFRBは現行政策を維持」「時期尚早の利下げは間違い」「年内に3回の利下げを依然として見込む」「利下げを急ぐ必要性があるとは思わない」などと述べたが、相場の反応は限られた。
・ユーロドルは3日ぶりに小反発。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0723ドルと前日の安値に面合わせしたものの、売り一巡後は下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことで全般ドル売りが優勢になると、6時前に1.0757ドル付近まで持ち直した。
ただ、ユーロの戻りは鈍かった。ユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落が相場の重し。ユーロ豪ドルは一時1.6481豪ドル、ユーロNZドルは1.7683NZドル、ユーロポンドは0.8533ポンドまで値を下げた。
・ユーロ円は続落。ドル円の下落につれた売りが強まると前日の安値159.39円を下抜けて一時158.97円と日通し安値を更新した。ユーロクロスの下落につれた売りも出た。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米長期金利が低下すると、株式の相対的な割高感が薄れ、株買いが広がった。市場では「米経済の軟着陸(ソフトランディング)への期待から買いが入りやすかった」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。市場では「新規材料に乏しい中、値ごろ感からの買いが入った」との声も聞かれた。3年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は続伸。パレスチナ自治区ガザの休戦合意に向けた交渉の行方に注目が集まるなか、中東情勢を巡る先行き不透明感を手掛かりに買いが優勢となった。イスラム組織ハマスは休戦案に回答したと発表した。詳細は明らかになっていないものの、ブリンケン米国務長官は「合意は可能」との見解を示した。
・金先物相場は反発。先週末から昨日にかけて大幅上昇した米長期金利だが、この日は低下に転じ為替相場ではドル売りが優勢となり、金利が生じない金も反発した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=147.94円(前営業日比▲0.74円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.11円(▲0.62円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0755ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:38521.36ドル(△141.24ドル)
ナスダック総合株価指数:15609.00(△11.32)
10年物米国債利回り:4.10%(▲0.06%)
WTI原油先物3月限:1バレル=73.31ドル(△0.53ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2051.4ドル(△8.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。20時過ぎに一時148.79円と日通し高値を付けたものの、前日に付けた年初来高値148.89円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。好調な米3年債入札を受けて米10年債利回りが4.07%台まで低下したことも相場の重しとなった。前日の安値148.27円を下抜けて一時147.83円まで値を下げた。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するメスター米クリーブランド連銀総裁は「インフレが低下しなければFRBは現行政策を維持」「時期尚早の利下げは間違い」「年内に3回の利下げを依然として見込む」「利下げを急ぐ必要性があるとは思わない」などと述べたが、相場の反応は限られた。
・ユーロドルは3日ぶりに小反発。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0723ドルと前日の安値に面合わせしたものの、売り一巡後は下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことで全般ドル売りが優勢になると、6時前に1.0757ドル付近まで持ち直した。
ただ、ユーロの戻りは鈍かった。ユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落が相場の重し。ユーロ豪ドルは一時1.6481豪ドル、ユーロNZドルは1.7683NZドル、ユーロポンドは0.8533ポンドまで値を下げた。
・ユーロ円は続落。ドル円の下落につれた売りが強まると前日の安値159.39円を下抜けて一時158.97円と日通し安値を更新した。ユーロクロスの下落につれた売りも出た。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米長期金利が低下すると、株式の相対的な割高感が薄れ、株買いが広がった。市場では「米経済の軟着陸(ソフトランディング)への期待から買いが入りやすかった」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。市場では「新規材料に乏しい中、値ごろ感からの買いが入った」との声も聞かれた。3年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料。
・原油先物相場は続伸。パレスチナ自治区ガザの休戦合意に向けた交渉の行方に注目が集まるなか、中東情勢を巡る先行き不透明感を手掛かりに買いが優勢となった。イスラム組織ハマスは休戦案に回答したと発表した。詳細は明らかになっていないものの、ブリンケン米国務長官は「合意は可能」との見解を示した。
・金先物相場は反発。先週末から昨日にかけて大幅上昇した米長期金利だが、この日は低下に転じ為替相場ではドル売りが優勢となり、金利が生じない金も反発した。
(中村)