ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では150.47円と22時時点(150.29円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。米労働省が発表した1月米卸売物価指数(PPI)が前月比0.3%/前年比0.9%と予想の前月比0.1%/前年比0.6%を上回り、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比0.5%/前年比2.0%と予想の前月比0.1%/前年比1.6%より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが広がった。22時30分過ぎには一時150.65円まで値を上げ、13日の1月米消費者物価指数(CPI)後に付けた年初来高値150.89円に近づいた。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0748ドルと22時時点(1.0768ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。米PPIの上振れをきっかけに全般ドル買いが優勢になると、一時1.0732ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.0725ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では161.76円と22時時点(161.83円)と比べて7銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.83円 - 150.65円
ユーロドル:1.0732ドル - 1.0780ドル
ユーロ円:161.45円 - 161.90円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。