20日香港株=神経質な展開か、中国LPRが注目材料

 20日の香港市場は神経質な展開か。中国の追加の金融緩和への期待が高いなか、きょう寄り付き前に発表される最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が注目の材料となる。中国人民銀行(中央銀行)は18日の公開市場操作(オペ)でLPRの算出基準となる中期貸出制度(MLF)の1年物金利を据え置いたが、人民銀の機関誌『金融時報』は同日、市場関係者の見方として、銀行システムの流動性は十分で、LPRが下がる余地があり、特に住宅ローン金利の目安となる5年超物は引き下げの可能性が大きいと報じた。

 業績見通しや決算発表を受けた個別物色が引き続き活発となりそうだ。あすはハンセン指数構成銘柄のHSBC(00005)とハンセン銀行(00011)が2023年12月本決算、トリップ・ドットコム(09961)が23年10-12月期決算の発表を予定している。

 19日の米国はプレジデントデーの祝日で、株式市場と債券市場は休場だった。欧米で目立った経済統計などもなかった。
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