ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では149.81円と22時時点(150.15円)と比べて34銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下をきっかけに全般ドル売りが優勢になると、前日の安値149.88円を下抜けて一時149.69円まで値を下げた。1月米景気先行指標総合指数が前月比0.4%低下と予想の0.3%低下を下回ったことも相場の重し。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.80まで低下した。

 ユーロドルは堅調。24時時点では1.0829ドルと22時時点(1.0798ドル)と比べて0.0031ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下に伴うドル売りが優勢になると、一時1.0839ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円は小高い。24時時点では162.23円と22時時点(162.13円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。ドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入った。23時30分過ぎには一時162.36円と本日高値を更新した。

 カナダドルは軟調。カナダ統計局が発表した1月カナダ消費者物価指数(CPI)が前月比横ばい/前年比2.9%と予想の前月比0.4%/前年比3.3%を下回ったことが伝わるとカナダドル売りが優勢となった。米ドルカナダドルは一時1.3525カナダドル、ユーロカナダドルは1.4639カナダドル、カナダドル円は110.74円までカナダドル安に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.69円 - 150.44円
ユーロドル:1.0762ドル - 1.0839ドル
ユーロ円:161.73円 - 162.36円


(中村)
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