ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、方向感がない

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は方向感がない。2時時点では150.34円と24時時点(150.47円)と比べて13銭程度のドル安水準。米10年債利回りが4.32%台から、米PPI発表直前の水準でもある4.28%台まで戻すと、ドルは徐々に上値が重くなり150.11円近辺まで下押しした。もっとも、2時前には再び米10年債利回りが4.31%台まで上昇すると下げ渋るなど、米金利の動向に連れて方向感なく上下している。

 ユーロドルは堅調。2時時点では1.0768ドルと24時時点(1.0748ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。米金利の上げ幅が縮小すると堅調に推移し、欧州午前に付けた日通し高値の1.0780ドルに接近した。
 
 ユーロ円は強含み。2時時点では161.89円と24時時点(161.76円)と比べて13銭程度のユーロ高水準。ユーロドルが底堅い動きを見せていることで161.92円まで強含んだ。米株や日経平均先物などは反落しているものの、クロス円への影響は限られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.83円 - 150.65円
ユーロドル:1.0732ドル - 1.0780ドル
ユーロ円:161.45円 - 161.92円


(松井)
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