ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では150.42円と22時時点(150.40円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。23時30分過ぎに一時150.65円と16日の高値に面合わせした。
 ただ、14日の高値150.83円や13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利が低下に転じたことも相場の重し。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0817ドルと22時時点(1.0844ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米新規失業保険申請件数が予想外に減少したことを受けて全般ドル買いが優勢になると、23時30分過ぎに一時1.0803ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.0790ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。米長期金利が低下に転じたこともユーロ買い・ドル売りを誘った。

 ユーロ円は上値が重かった。24時時点では162.73円と22時時点(163.10円)と比べて37銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.02円 - 150.65円
ユーロドル:1.0803ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:162.56円 - 163.47円


(中村)
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