ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、続伸
22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は150.53円と前営業日NY終値(150.30円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。欧州市場序盤に一時150.02円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表転換線が位置する149.91円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となった。
NYの取引時間帯に入り、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると全般ドル買いが活発化。ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演で「物価安定という最終目標の達成を損なわないよう、インフレ鈍化を受けた政策金利の過度な引き下げを警戒する必要がある」と述べ、過度な緩和に警鐘を鳴らしたことも相場の押し上げ要因となり、2時過ぎに150.69円と14日以来の高値を付けた。
ただ、同日高値150.83円や13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
ユーロドルは小幅ながら7日続伸。終値は1.0823ドルと前営業日NY終値(1.0819ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準となった。米新規失業保険申請件数が予想外に減少したことを受けて全般ドル買いが先行。23時30分過ぎに一時1.0803ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.0790ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
市場では「1.0828ドル近辺に位置する200日移動平均線を意識した動き」との声が聞かれた。
ユーロ円は5日続伸。終値は162.92円と前営業日NY終値(162.62円)と比べて30銭程度のユーロ高水準。欧州市場では2月仏製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことを受けて一時163.47円と昨年11月27日以来約3カ月ぶりの高値を付けたものの、2月の独・ユーロ圏製造業PMI速報値が予想に反して悪化したことが伝わると失速した。NY市場ではユーロドルの下落につれた売りが出て、24時前に162.65円付近まで下押しした。
本日の参考レンジ
ドル円:150.02円 - 150.69円
ユーロドル:1.0803ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:162.56円 - 163.47円
(中村)
NYの取引時間帯に入り、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると全般ドル買いが活発化。ジェファーソン米連邦準備理事会(FRB)副議長が講演で「物価安定という最終目標の達成を損なわないよう、インフレ鈍化を受けた政策金利の過度な引き下げを警戒する必要がある」と述べ、過度な緩和に警鐘を鳴らしたことも相場の押し上げ要因となり、2時過ぎに150.69円と14日以来の高値を付けた。
ただ、同日高値150.83円や13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
ユーロドルは小幅ながら7日続伸。終値は1.0823ドルと前営業日NY終値(1.0819ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準となった。米新規失業保険申請件数が予想外に減少したことを受けて全般ドル買いが先行。23時30分過ぎに一時1.0803ドルと日通し安値を更新した。ただ、前日の安値1.0790ドルが目先サポートとして働くと下げ渋った。
市場では「1.0828ドル近辺に位置する200日移動平均線を意識した動き」との声が聞かれた。
ユーロ円は5日続伸。終値は162.92円と前営業日NY終値(162.62円)と比べて30銭程度のユーロ高水準。欧州市場では2月仏製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことを受けて一時163.47円と昨年11月27日以来約3カ月ぶりの高値を付けたものの、2月の独・ユーロ圏製造業PMI速報値が予想に反して悪化したことが伝わると失速した。NY市場ではユーロドルの下落につれた売りが出て、24時前に162.65円付近まで下押しした。
本日の参考レンジ
ドル円:150.02円 - 150.69円
ユーロドル:1.0803ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:162.56円 - 163.47円
(中村)