東京マーケットダイジェスト・27日 円高、日経は3日連続高値更新

(27日15時時点)
ドル円:1ドル=150.52円(前営業日NY終値比▲0.18円)
ユーロ円:1ユーロ=163.34円(▲0.19円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0852ドル(△0.0001ドル)
日経平均株価:39239.52円(前営業日比△5.81円)
東証株価指数(TOPIX):2678.46(△4.84)
債券先物3月物:146.47円(▲0.07円)
新発10年物国債利回り:0.685%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.027%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)              <発表値>  <前回発表値>
1月全国CPI(生鮮食料品除く総合、前年比)      2.0%     2.3%
1月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く、前年比)  3.5%     3.7%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。


(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。1月全国消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となり、日銀によるマイナス金利解除への思惑から全般に円買いが優勢となった。また、本邦2年債利回りが2011年以来の水準まで上昇したことも円買いを誘い、一時150.41円まで下落した。

・ユーロドルは様子見。時間外の米10年債利回りが4.27%前後で小動きとなったこともあり、手掛かり材料難のなかで1.0850ドル前後で方向感を模索する展開となった。

・ユーロ円は弱含み。1月CPIの発表後に円買いが優勢となる中でじりじりと値を下げると、14時過ぎに163.24円まで下落。なお、日経平均は3日連続で史上最高値を更新したが反応は限られた。

・日経平均株価は続伸。前日の米半導体株が上昇した流れを引き継いでハイテク株の一部に買いが入ると、3日連続で史上最高値を更新した。また、1月CPIを受けて、日銀の修正観測を背景に銀行株に買いが入った。ただ、その後は株価指数先物の売り主導で下げに転じる場面もあった。

・債券先物相場は反落。1月CPIを受けて日銀の修正観測が意識されると、国内債は売り優勢となった。一時146円37銭まで下落した。なお、短期の政策金利の影響を受けやすい2年債利回りは2011年以来となる0.170%まで上昇した。

(川畑)
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