ニューヨーク外国為替市場概況・29日 ドル円、反落
29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は149.98円と前営業日NY終値(150.69円)と比べて71銭程度のドル安水準だった。1月米PCEコア・デフレーターが予想通りながらも前年比で前月から鈍化したことを背景に米10年債利回りが低下すると売りが進行。2月米シカゴ購買部協会景気指数や1月米住宅販売保留指数が相次いで弱い結果となり、米金利が一段と低下すると149.21円まで売り込まれた。一方、市場では「月末のロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけてドル買いのフローが持ち込まれた」との指摘があり、一転して150円台を回復するなど、NY市場だけで見れば行って来いの展開となった。
なお、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「夏から緩和を始めるのが適切だろう」、メスター米クリーブランド連銀総裁は「2024年は3回の利下げが妥当」などと述べたが、ドル相場への影響は見られなかった。
ユーロドルは3日続落。終値は1.0805ドルと前営業日NY終値(1.0838ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下を手掛かりに買いが強まり、一時1.0856ドルまで本日高値を付けたが、ロンドンフィキシング前後からドル買いが活発化すると一転下落。一時1.0796ドルまで下げ足を速め、昨日安値の1.0797ドルを下抜けた。
なお、2月独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で+2.5%と2021年6月以来の水準まで鈍化した。
ユーロ円は反落。終値は162.06円と前営業日NY終値(163.33円)と比べて1円27銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれる形で161.69円まで売り込まれたが、ドル円が反発したため、一巡後は下げ渋った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 150.70円
ユーロドル:1.0796ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:161.69円 - 163.33円
(越後)
なお、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「夏から緩和を始めるのが適切だろう」、メスター米クリーブランド連銀総裁は「2024年は3回の利下げが妥当」などと述べたが、ドル相場への影響は見られなかった。
ユーロドルは3日続落。終値は1.0805ドルと前営業日NY終値(1.0838ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下を手掛かりに買いが強まり、一時1.0856ドルまで本日高値を付けたが、ロンドンフィキシング前後からドル買いが活発化すると一転下落。一時1.0796ドルまで下げ足を速め、昨日安値の1.0797ドルを下抜けた。
なお、2月独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で+2.5%と2021年6月以来の水準まで鈍化した。
ユーロ円は反落。終値は162.06円と前営業日NY終値(163.33円)と比べて1円27銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれる形で161.69円まで売り込まれたが、ドル円が反発したため、一巡後は下げ渋った。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 150.70円
ユーロドル:1.0796ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:161.69円 - 163.33円
(越後)