5日香港株=神経質な展開か、全人代の政府活動報告に注目

 5日の香港市場は神経質な展開か。中国の第14期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第2回会議がきょう開幕し、李強首相が政府活動報告を読み上げる。2024年の国内総生産(GDP)成長率や財政赤字の対GDP比率などの目標設定に注目が集まりそうだ。経済指標では、日本時間の午前10時45分に財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が発表される。

 また、米国でも今週はウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や2月雇用統計など重要イベントを控えており、投資家は積極的にリスクを取りにくい可能性がある。一方、2023年12月本決算や速報の発表が続くなか、業績を手掛かりとする物色は引き続き活発だろう。きょうは五鉱資源(01208)や蔚来集団(09866)などが決算を発表する。

 4日のNY市場でダウ平均は前週末比97.55米ドル安と3営業日ぶりに反落。前週末に主要な株価指数が最高値を付けた後で、主力株を中心に利益確定売りが出た。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も3営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、主力株ではHSBC(00005)が香港終値を上回った半面、AIAグループ(01299)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが下回って引けた。
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