NYマーケットダイジェスト・4日 株安・金利上昇・円安
(4日終値)
ドル・円相場:1ドル=150.53円(前営業日比△0.41円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.42円(△0.74円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0856ドル(△0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:38989.83ドル(▲97.55ドル)
ナスダック総合株価指数:16207.51(▲67.43)
10年物米国債利回り:4.21%(△0.03%)
WTI原油先物4月限:1バレル=78.74ドル(▲1.23ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2126.3ドル(△30.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.23%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。22時30分前に一時150.57円と日通し高値を更新した。
ただ、1日の高値150.72円や2月13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。市場では「今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や2月米雇用統計などの重要イベントを控えて、一本調子で上昇する展開にはならなかった」との声も聞かれた。
・ユーロドルも続伸。ユーロ豪ドルやユーロNZドルなど一部ユーロクロスの上昇につれた買いが入ると、1時過ぎに一時1.0867ドルと日通し高値を付けた。ただ、7日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に一本調子で上昇する展開にはならなかった。今日の安値は日本時間夕刻に付けた1.0838ドルで値幅は0.0029ドル程度だった。
なお、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「FRBは年内に0.25%の利下げを2回実施することが適切」との考えを改めて表明したうえで、「現在の経済の力強さが小さな泡となり、インフレを巡る新たな局面に発展しないよう、FRBは微妙なラインを歩いている」と語った。
・ユーロ円も続伸した。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って一時163.52円と日通し高値を更新した。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは上値を試す展開。対ドルでは一時6万7889ドル前後と2021年11月以来の高値を付けたほか、対円では1000万円台を突破し史上最高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。米長期金利が上昇し株式の相対的な割高感が意識されると売りが優勢となった。今週予定されているパウエルFRB議長の議会証言や2月米雇用統計などの重要イベントを控えて、ポジション調整目的の売りも出やすかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反落。今週予定されているパウエルFRB議長の議会証言など重要イベントを控えて、ポジション調整目的の売りが出た。
・原油先物相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)プラスは3日、日量220万バレルの自主減産方針を当初の3月末から6月末まで延長することで合意。ただ、事前に予想されていたこともあって相場の下支えとはならず、前週末に買いが進んだ反動からやや売りに押された。
・金先物相場は3日続伸。連日で終値ベースでの史上最高値を更新した。前週末の米経済指標が予想より弱い結果となり、米国の高金利環境が長引くとの思惑が後退。金利がつかない資産である金の投資妙味につながった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=150.53円(前営業日比△0.41円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.42円(△0.74円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0856ドル(△0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:38989.83ドル(▲97.55ドル)
ナスダック総合株価指数:16207.51(▲67.43)
10年物米国債利回り:4.21%(△0.03%)
WTI原油先物4月限:1バレル=78.74ドル(▲1.23ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2126.3ドル(△30.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.23%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。22時30分前に一時150.57円と日通し高値を更新した。
ただ、1日の高値150.72円や2月13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。市場では「今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や2月米雇用統計などの重要イベントを控えて、一本調子で上昇する展開にはならなかった」との声も聞かれた。
・ユーロドルも続伸。ユーロ豪ドルやユーロNZドルなど一部ユーロクロスの上昇につれた買いが入ると、1時過ぎに一時1.0867ドルと日通し高値を付けた。ただ、7日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に一本調子で上昇する展開にはならなかった。今日の安値は日本時間夕刻に付けた1.0838ドルで値幅は0.0029ドル程度だった。
なお、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「FRBは年内に0.25%の利下げを2回実施することが適切」との考えを改めて表明したうえで、「現在の経済の力強さが小さな泡となり、インフレを巡る新たな局面に発展しないよう、FRBは微妙なラインを歩いている」と語った。
・ユーロ円も続伸した。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って一時163.52円と日通し高値を更新した。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは上値を試す展開。対ドルでは一時6万7889ドル前後と2021年11月以来の高値を付けたほか、対円では1000万円台を突破し史上最高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落。米長期金利が上昇し株式の相対的な割高感が意識されると売りが優勢となった。今週予定されているパウエルFRB議長の議会証言や2月米雇用統計などの重要イベントを控えて、ポジション調整目的の売りも出やすかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落。連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反落。今週予定されているパウエルFRB議長の議会証言など重要イベントを控えて、ポジション調整目的の売りが出た。
・原油先物相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)プラスは3日、日量220万バレルの自主減産方針を当初の3月末から6月末まで延長することで合意。ただ、事前に予想されていたこともあって相場の下支えとはならず、前週末に買いが進んだ反動からやや売りに押された。
・金先物相場は3日続伸。連日で終値ベースでの史上最高値を更新した。前週末の米経済指標が予想より弱い結果となり、米国の高金利環境が長引くとの思惑が後退。金利がつかない資産である金の投資妙味につながった。
(中村)