14日香港株=上値重いか、米主要経済指標の発表控え

 14日の香港市場は上値の重い展開か。きょう夜に米国で2月の小売売上高や生産者物価指数(PPI)が発表される予定とあって、結果を見極めようと様子見ムードが強まりそうだ。来週18日には中国で小売売上高や鉱工業生産などの主要経済指標が発表されるほか、19-20日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催も控えている。

 一方、中国政府は13日、設備投資や自動車・家電製品の買い替えなどを盛り込んだ景気刺激策を発表しており、恩恵が見込まれるセクターなどを中心に買いが期待できそうだ。ただ、ハンセン指数は約3カ月半ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが広がる可能性もある。

 13日のNY株式市場は高安まちまち。ダウ平均は37.83米ドル高(+0.10%)と3日続伸して終了し、S&P500は0.19%安と反落して終了。あすの小売売上高やPPIを見極めたいとして値動きは限定的だった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合はやや下げ幅が大きく、0.54%安と反落した。エヌビディアが1.12%安となったほか、インテルが4.44%安となるなど半導体関連に売りが目立ち、SOXが2.47%安となったことが投資家心理を冷やした。
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