東京外国為替市場概況・8時 ドル円、弱含み

 21日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。8時時点では150.86円とニューヨーク市場の終値(151.26円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、祝日明けの本邦勢の本格参入を待つなかで売りが先行。151円を割り込むと、150.86円まで弱含んだ。目先は、NY午後に日銀追加利上げに関する観測報道が伝わったときの下押し水準150.73円が意識される。また、151円台まで円安が進行したこともあり、当局者の発言にも注意する必要がありそうだ。

 ユーロ円は伸び悩み。8時時点では164.91円とニューヨーク市場の終値(165.21円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれ安となり、164.90円までユーロ安・円高に振れている。ポンド円も193円半ばから192.99円まで売り戻された。

 ユーロドルは8時時点では1.0932ドルとニューヨーク市場の終値(1.0922ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円がドル安に振れたことや、NZドル/ドルの底堅さにつれて1.0932ドルまでじり高となった。
 NZドル/ドルは0.6060ドルを下値に0.6093ドルまで上昇。早朝に発表された10-12月期ニュージーランドGDPは、前期比・前年比とも予想に反してマイナス成長となった。結果を受けてNZドル売りが先行するも、一巡後は切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.86円 - 151.30円
ユーロドル:1.0920ドル - 1.0932ドル
ユーロ円:164.90円 - 165.25円



(小針)
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