東京外国為替市場概況・12時 ドル円、重い動き続く

 21日の東京外国為替市場でドル円は重い動きが続いた。12時時点では150.49円とニューヨーク市場の終値(151.26円)と比べて77銭程度のドル安水準だった。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降の調整の動きが継続し、150.27円まで下落幅を拡大。植田日銀総裁の発言「当面、緩和的な金融環境継続で経済・物価を支える」が伝わったものの、19日の繰り返しであり特段の下支え効果は感じられなかった。むしろ林官房長官の「為替市場の動向を高い緊張感をもって注視」との発言もあり、当局による円買い介入への警戒もくすぶる状態といえた。

 ユーロ円もさえず。12時時点では164.56円とニューヨーク市場の終値(165.21円)と比べて65銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の調整を受けた円買い地合いに押され、164.35円まで下値を探った。

 ユーロドルは12時時点では1.0935ドルとニューヨーク市場の終値(1.0922ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。円相場主体の為替動向となるなか、1.0939ドルと若干上値を広げるも急激にレンジシフトを進めるような動きではなかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.27円 - 151.30円
ユーロドル:1.0920ドル - 1.0939ドル
ユーロ円:164.35円 - 165.25円

(関口)
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