欧州マーケットダイジェスト・2日 株安・金利低下・原油高・ユーロ高
(2日終値:3日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=151.56円(2日15時時点比▲0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.19円(△0.42円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0767ドル(△0.0040ドル)
FTSE100種総合株価指数:7935.09(前営業日比▲17.53)
ドイツ株式指数(DAX):18283.13(▲209.36)
10年物英国債利回り:4.085%(△0.152%)
10年物独国債利回り:2.400%(△0.102%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月英ネーションワイド住宅価格(前月比)▲0.2% 0.7%
2月スイス小売売上高(前年同月比) ▲0.2% 0.3%
3月スイス製造業PMI 45.2 44.0
3月仏製造業PMI改定値 46.2 45.8
3月独製造業PMI改定値 41.9 41.6
3月ユーロ圏製造業PMI改定値 46.1 45.7
3月英製造業PMI改定値 50.3 49.9
2月英消費者信用残高 14億ポンド 18億ポンド・改
2月英マネーサプライM4
前月比 0.5% 0.0%・改
3月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.4% 0.4%
前年比 2.2% 2.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。独長期金利の大幅上昇などを手掛かりに、イースター休暇明けの欧州勢がユーロ買いで参入すると戻りを試す展開となった。3月の独・仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を上回ったことも買いを促した。NY市場に入っても、ユーロ買いの流れが継続し、23時30分前には一時1.0779ドルと日通し高値を更新した。
なお、ユーロポンドは一時0.8575ポンド、ユーロNZドルは1.8066NZドル、ユーロカナダドルは1.4625カナダドル、ユーロスイスフランは0.9771スイスフランまで値を上げた。
・ドル円は小幅安。対ユーロ中心にドル安が進行すると、円に対してもドル売りが先行。東京時間に付けた151.51円を下抜けると一時151.47円まで値を下げた。
ただ、米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まる中、下値は限定的だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.4032%前後と昨年11月28日以来の高水準を付けたことも相場を下支えした。
なお、2月米JOLTS求人件数は875.6万件と予想の874.0万件を若干上回ったものの、前月の数値が下方修正されたこともあって相場の反応は限られた。
・ユーロ円は堅調。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って、23時前に一時163.33円と日通し高値を更新した。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは大幅に下落。対ドルでは一時6万4576ドル前後まで下落したほか、対円では980万円台まで売られた。市場では「ビットコインを裏付けとする上場投資信託(ETF)の需要鈍化や米利下げ観測の後退が背景」との指摘があった。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前週に1年1カ月ぶりの高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。米国株相場の下落も相場の重し。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。半面、原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場を下支えした。
・フランクフルト株式相場は9日ぶりに反落。前週に8日続伸し史上最高値を更新していただけに、利益確定目的の売りが優勢となった。米国株相場の下落も投資家心理を冷やした。個別ではボノビア(3.50%安)やメルク(3.48%安)、ザランド(3.13%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は大幅下落。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=151.56円(2日15時時点比▲0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.19円(△0.42円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0767ドル(△0.0040ドル)
FTSE100種総合株価指数:7935.09(前営業日比▲17.53)
ドイツ株式指数(DAX):18283.13(▲209.36)
10年物英国債利回り:4.085%(△0.152%)
10年物独国債利回り:2.400%(△0.102%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
3月英ネーションワイド住宅価格(前月比)▲0.2% 0.7%
2月スイス小売売上高(前年同月比) ▲0.2% 0.3%
3月スイス製造業PMI 45.2 44.0
3月仏製造業PMI改定値 46.2 45.8
3月独製造業PMI改定値 41.9 41.6
3月ユーロ圏製造業PMI改定値 46.1 45.7
3月英製造業PMI改定値 50.3 49.9
2月英消費者信用残高 14億ポンド 18億ポンド・改
2月英マネーサプライM4
前月比 0.5% 0.0%・改
3月独消費者物価指数(CPI)速報値
前月比 0.4% 0.4%
前年比 2.2% 2.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。独長期金利の大幅上昇などを手掛かりに、イースター休暇明けの欧州勢がユーロ買いで参入すると戻りを試す展開となった。3月の独・仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値が予想を上回ったことも買いを促した。NY市場に入っても、ユーロ買いの流れが継続し、23時30分前には一時1.0779ドルと日通し高値を更新した。
なお、ユーロポンドは一時0.8575ポンド、ユーロNZドルは1.8066NZドル、ユーロカナダドルは1.4625カナダドル、ユーロスイスフランは0.9771スイスフランまで値を上げた。
・ドル円は小幅安。対ユーロ中心にドル安が進行すると、円に対してもドル売りが先行。東京時間に付けた151.51円を下抜けると一時151.47円まで値を下げた。
ただ、米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まる中、下値は限定的だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.4032%前後と昨年11月28日以来の高水準を付けたことも相場を下支えした。
なお、2月米JOLTS求人件数は875.6万件と予想の874.0万件を若干上回ったものの、前月の数値が下方修正されたこともあって相場の反応は限られた。
・ユーロ円は堅調。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って、23時前に一時163.33円と日通し高値を更新した。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは大幅に下落。対ドルでは一時6万4576ドル前後まで下落したほか、対円では980万円台まで売られた。市場では「ビットコインを裏付けとする上場投資信託(ETF)の需要鈍化や米利下げ観測の後退が背景」との指摘があった。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前週に1年1カ月ぶりの高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。米国株相場の下落も相場の重し。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。半面、原油高を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われ、相場を下支えした。
・フランクフルト株式相場は9日ぶりに反落。前週に8日続伸し史上最高値を更新していただけに、利益確定目的の売りが優勢となった。米国株相場の下落も投資家心理を冷やした。個別ではボノビア(3.50%安)やメルク(3.48%安)、ザランド(3.13%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は大幅下落。
(中村)