東京外国為替市場概況・12時 ドル円、伸び悩み

 3日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。12時時点では151.58円とニューヨーク市場の終値(151.56円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。一部で減額も予想されていた日銀の国債買い入れオペで、買い入れ金額が維持されたことを受け、本邦長期金利が低下。これに反応してドル円は151.64円まで上昇したが、台湾での地震の影響もあり、本邦やアジア株安の中では買いの勢いは続かなかった。

 ユーロドルはこう着。12時時点では1.0774ドルとニューヨーク市場の終値(1.0770ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.34%台まで低下するのを眺め、1.0775ドルまでわずかに上昇して朝方の高値に並んだ。もっとも、本日これまでの値幅は10pips前後にとどまり、手掛かり材料難のなかで方向感を模索する動きが続いた。

 ユーロ円は小高い。12時時点では163.31円とニューヨーク市場の終値(163.22円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが小幅に値を上げる動きに連れて、163.35円までわずかながら上値を広げる画面が見られた。

 オセアニア通貨は弱含み。本邦やアジアでの株安が重しとなり、豪ドル円は98.59円まで、NZドル円は90.23円まで、それぞれ値を下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.44円 - 151.64円
ユーロドル:1.0766ドル - 1.0775ドル
ユーロ円:163.07円 - 163.35円

(川畑)
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