東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 14日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では156.29円とニューヨーク市場の終値(156.22円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。昨日の日銀の国債買い入れオペ減額の影響により、本邦5年債利回りは2011年以来、20年債利回りが2013年以来の水準まで上昇した。しかしながら、円安の流れは全く変わることなく、本日も東京仲値かけては実需勢のドル買い意欲が強く、5月1日(日本時間では2日早朝)に行われたとされる円買い介入後の戻り高値を上抜けて156.40円まで強含んだ。もっとも、東京仲値の値決め後は上値も抑えられている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0787ドルとニューヨーク市場の終値(1.0790ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル買いで上値が抑えられる場面もあったが、円相場が中心となっていることで小動き。

 ユーロ円はじり高。10時時点では168.60円とニューヨーク市場の終値(168.56円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。今月1日や昨日高値を上抜けて4月29日以来となる168.71円までじり高。また、豪ドル円も同日以来となる103.32円、NZドル円も94.13円まで上値を広げた。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.14円-156.40円 
ユーロドル:1.0785ドル-1.0794ドル 
ユーロ円:168.47円-168.71円


(松井)
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