今日の株式見通し=軟調か ダウ平均は一時4万ドルを上回るも失速

 東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は38ドル安の39869ドルで取引を終えた。小高く始まり、序盤は決算を受けたウォルマートの大幅高などを好感して上げ幅を広げた。ただ、4万ドルの大台乗せを達成したところで上値が重くなり、終盤にかけては失速。マイナス圏に沈んだ。ドル円は足元155円40銭近辺で推移している。米10年債利回りが上昇しており、きのうの取引時間中と比べると円安(ドル高)に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて330円安の38560円、ドル建てが320円安の38570円で取引を終えた。

 米国株安を受けて売りに押されると予想する。CME225先物からは大幅安スタートが見込まれる。きのうの日経平均は500円を超える上昇となったが、プライムでは値下がり銘柄の方が多かった。きのう強かった半導体株も、きょうは米長期金利の上昇を嫌気して売られることになるだろう。なお、米国で引け後に決算を発表したアプライド・マテリアルズは、時間外では小幅ではあるが下落している。大きく水準を切り下げて始まりそうな分、寄った後の下値は限定的とみる。売り買いが一巡した後は強弱感が交錯してこう着相場が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38400円-38800円。
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