ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下値が固い

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が固かった。2時時点では156.12円と24時時点(155.95円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。米長期金利の低下に伴うドル売りは一服。155円後半の底堅さを確認すると156円台を回復し、156.19円まで下値を切り上げた。バー米連邦準備理事会(FRB)副議長が「以前に考えられていたよりも長期間、引き締めを維持する必要がある」との見解を示したことも支えとなったか。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では169.45円と24時時点(169.35円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。ドル円の持ち直しにつれて、一時169.50円台まで買い戻された。他、カナダドル円も23時前につけた114.16円を本日安値に114.40円台まで切り返している。

 ユーロドルはもみ合い。2時時点では1.0854ドルと24時時点(1.0859ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.0850ドル台で方向感がでなかった。なお、ナーゲル独連銀総裁の発言「6月の利下げがその後の会合でも利下げを行うことを意味するものではない」が伝わっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.85円 - 156.55円
ユーロドル:1.0843ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:169.22円 - 169.94円



(小針)
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