ニューヨーク外国為替市場概況・21日 ドル円、4日ぶり小反落
※一部内容を訂正いたしました。
21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに小反落。終値は156.17円と前営業日NY終値(156.26円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。22時過ぎに一時156.43円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値156.55円が目先レジスタンスとして意識されると失速。24時前には一時155.85円と日通し安値を更新した。ただ、155円台では押し目を拾いたい向きは多く、2時30分過ぎには156.25円付近まで下げ渋った。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「利下げを支持するにはあと数カ月分の良好な物価指標を確認する必要がある」と述べたほか、バーFRB副議長は「以前に考えられていたよりも長期間、引き締めを維持する必要がある」と発言。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁は「第4四半期前の利下げはないだろう」などと語った。
ユーロドルは小幅続落。終値は1.0854ドルと前営業日NY終値(1.0857ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。日本時間夕刻に一時1.0875ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0884ドルがレジスタンスとして働くと一転下落し、22時過ぎには1.0843ドルと日通し安値を付けた。このところFRB高官からは利下げに慎重な発言が相次いでおり、ユーロ売り・ドル買いが出やすい面もあった。
ユーロ円は4日ぶり小反落。終値は169.51円と前営業日NY終値(169.65円)と比べて14銭程度のユーロ安水準。ドル円やユーロドルの下落につれた売りが出ると一時169.22円と日通し安値を更新した。その後の戻りも169.59円付近にとどまった。
カナダドルは下落。4月カナダ消費者物価指数(CPI)が前年比で2.7%上昇と2021年3月以来3年1カ月ぶりの低水準を付けると、早期利下げ観測が高まった。対ドルで一時1.3676カナダドル、対円で114.16円までカナダドル安に振れた。
本日の参考レンジ
ドル円:155.85円 - 156.55円
ユーロドル:1.0843ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:169.22円 - 169.94円
(中村)
21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに小反落。終値は156.17円と前営業日NY終値(156.26円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。22時過ぎに一時156.43円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値156.55円が目先レジスタンスとして意識されると失速。24時前には一時155.85円と日通し安値を更新した。ただ、155円台では押し目を拾いたい向きは多く、2時30分過ぎには156.25円付近まで下げ渋った。
なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「利下げを支持するにはあと数カ月分の良好な物価指標を確認する必要がある」と述べたほか、バーFRB副議長は「以前に考えられていたよりも長期間、引き締めを維持する必要がある」と発言。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁は「第4四半期前の利下げはないだろう」などと語った。
ユーロドルは小幅続落。終値は1.0854ドルと前営業日NY終値(1.0857ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。日本時間夕刻に一時1.0875ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0884ドルがレジスタンスとして働くと一転下落し、22時過ぎには1.0843ドルと日通し安値を付けた。このところFRB高官からは利下げに慎重な発言が相次いでおり、ユーロ売り・ドル買いが出やすい面もあった。
ユーロ円は4日ぶり小反落。終値は169.51円と前営業日NY終値(169.65円)と比べて14銭程度のユーロ安水準。ドル円やユーロドルの下落につれた売りが出ると一時169.22円と日通し安値を更新した。その後の戻りも169.59円付近にとどまった。
カナダドルは下落。4月カナダ消費者物価指数(CPI)が前年比で2.7%上昇と2021年3月以来3年1カ月ぶりの低水準を付けると、早期利下げ観測が高まった。対ドルで一時1.3676カナダドル、対円で114.16円までカナダドル安に振れた。
本日の参考レンジ
ドル円:155.85円 - 156.55円
ユーロドル:1.0843ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:169.22円 - 169.94円
(中村)