東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、強含み

 28日の東京外国為替市場でユーロ円は強含み。17時時点では170.65円と15時時点(170.56円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。続伸して始まった独DAXを眺めながら、170.71円まで日通し高値を更新した。原油高を背景に、カナダドル円が約4週ぶりの高値115.19円まで上昇したことにも後押しされた。
 またポンド円も200.47円まで買われ、4月29日につけた年初来高値200.55円に迫っている。

 ドル円はじり高。17時時点では156.89円と15時時点(156.83円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。クロス円の円安推移に歩調を合わせ、一時156.92円まで下値を切り上げた。
 なおカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言「物価動向をさらに確認する必要がある」「利下げを急ぐ必要性は見られない」などが伝わっている。

 ユーロドルは高値圏でもみ合い。17時時点では1.0877ドルと15時時点(1.0875ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。1.0870ドル台で動意の鈍さが続いたが、米長期金利の低下基調が支えとなった。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.62円 - 156.95円
ユーロドル:1.0855ドル - 1.0880ドル
ユーロ円:170.28円 - 170.71円


(小針)
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