欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、伸び悩み

 29日の欧州外国為替市場でユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.0846ドルと20時時点(1.0846ドル)とほぼ同水準だった。5月独消費者物価指数(CPI)前年比が市場予想通り前回を0.2%上回り、+2.4%まで伸びが加速した。結果公表後に独10年債利回りの上昇を眺め、ユーロドルは1.0858ドル付近まで上昇して本日高値に接近。ただ、その後は独長期金利の上昇幅縮小とともに伸び悩んだ。

 ユーロ円も伸び悩み。22時時点では170.50円と20時時点(170.54円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。独CPI後に170.76円付近まで値を上げるも一時的だった。欧州株の軟調さも重しとなり、22時過ぎには170.40円台まで押し戻された。

 ドル円は方向感定まらず。22時時点では157.19円と20時時点(157.23円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。157.30円付近での上値を重さを確認すると157.10円台まで下押すも、一巡後は狭いレンジの中でのもみ合いとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.92円 - 157.40円
ユーロドル:1.0829ドル - 1.0860ドル
ユーロ円:170.17円 - 170.80円


(川畑)
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