NYマーケットダイジェスト・29日 株安・金利上昇・ドル高
(29日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.64円(前営業日比△0.47円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=170.28円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0801ドル(▲0.0056ドル)
ダウ工業株30種平均:38441.54ドル(▲411.32ドル)
ナスダック総合株価指数:16920.58(▲99.30)
10年物米国債利回り:4.61%(△0.06%)
WTI原油先物7月限:1バレル=79.23ドル(▲0.60ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2341.2ドル(▲15.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲5.7% 1.9%
5月米リッチモンド連銀製造業景気指数
0 ▲7
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは下落。21時過ぎに一時1.0859ドル付近まで値を上げたものの、オセアニア時間に付けた日通し高値1.0860ドルや前日の高値1.0889ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。5月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比で予想を下回ると、「米連邦準備理事会(FRB)よりも欧州中央銀行(ECB)のほうが先に利下げに動く」との見方が一段と強まり、ユーロ売り・ドル買いが進んだ。
この日実施された米7年債入札が「低調」だったと伝わると、米10年債利回りが4.63%台まで上昇。全般ドル買いが活発化し、5時前に一時1.0800ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は続伸。米利下げ観測の後退や低調な米国債入札を背景に米長期金利が上昇すると、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。1時30分過ぎ一時157.71円と1日以来の高値を更新した。
なお、FRBはこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で「経済活動は前回の報告時点から拡大を続けた」と指摘し、「物価は緩やかなペースで上昇した」「短期的な物価上昇は緩やかなペースで続く見込み」との見解を示した。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。21時過ぎに一時170.76円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値170.80円がレジスタンスとして意識されると失速した。ユーロドルの下落につれた売りも出て一時170.21円付近まで下押しした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。FRBによる利下げ開始が先送りになるとの懸念が根強い中、米長期金利が上昇すると、株式の相対的な割高感が意識された。ユナイテッドヘルス・グループやインテル、キャタピラーなどの下落が目立った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。米利下げ観測の後退などを背景に売りが先行。前日の2年債と5年債に続き、7年債の入札結果も「低調」となり相場の押し下げ要因となった。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。米国の夏場のドライブシーズンへ向けてガソリンの消費が好調というデータが伝わり、一時80.62ドルまで上昇した。しかし、ドルで取引される原油先物はドル高による割高感から徐々に上値が重くなり、米株安も下押し要因となり反落して引けた。
・金先物相場は反落。米10年債利回りが今月2日以来となる水準まで上昇するなど、米金利高は金利のつかない金先物の下押し要因となった。また、ドル高もドルで取り引きされる金先物には割高感となり反落して引けた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.64円(前営業日比△0.47円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=170.28円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0801ドル(▲0.0056ドル)
ダウ工業株30種平均:38441.54ドル(▲411.32ドル)
ナスダック総合株価指数:16920.58(▲99.30)
10年物米国債利回り:4.61%(△0.06%)
WTI原油先物7月限:1バレル=79.23ドル(▲0.60ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2341.2ドル(▲15.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) ▲5.7% 1.9%
5月米リッチモンド連銀製造業景気指数
0 ▲7
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは下落。21時過ぎに一時1.0859ドル付近まで値を上げたものの、オセアニア時間に付けた日通し高値1.0860ドルや前日の高値1.0889ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。5月独消費者物価指数(CPI)速報値が前月比で予想を下回ると、「米連邦準備理事会(FRB)よりも欧州中央銀行(ECB)のほうが先に利下げに動く」との見方が一段と強まり、ユーロ売り・ドル買いが進んだ。
この日実施された米7年債入札が「低調」だったと伝わると、米10年債利回りが4.63%台まで上昇。全般ドル買いが活発化し、5時前に一時1.0800ドルと日通し安値を更新した。
・ドル円は続伸。米利下げ観測の後退や低調な米国債入札を背景に米長期金利が上昇すると、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが優勢となった。1時30分過ぎ一時157.71円と1日以来の高値を更新した。
なお、FRBはこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で「経済活動は前回の報告時点から拡大を続けた」と指摘し、「物価は緩やかなペースで上昇した」「短期的な物価上昇は緩やかなペースで続く見込み」との見解を示した。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。21時過ぎに一時170.76円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値170.80円がレジスタンスとして意識されると失速した。ユーロドルの下落につれた売りも出て一時170.21円付近まで下押しした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。FRBによる利下げ開始が先送りになるとの懸念が根強い中、米長期金利が上昇すると、株式の相対的な割高感が意識された。ユナイテッドヘルス・グループやインテル、キャタピラーなどの下落が目立った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。連日で史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。米利下げ観測の後退などを背景に売りが先行。前日の2年債と5年債に続き、7年債の入札結果も「低調」となり相場の押し下げ要因となった。
・原油先物相場は3日ぶりに反落。米国の夏場のドライブシーズンへ向けてガソリンの消費が好調というデータが伝わり、一時80.62ドルまで上昇した。しかし、ドルで取引される原油先物はドル高による割高感から徐々に上値が重くなり、米株安も下押し要因となり反落して引けた。
・金先物相場は反落。米10年債利回りが今月2日以来となる水準まで上昇するなど、米金利高は金利のつかない金先物の下押し要因となった。また、ドル高もドルで取り引きされる金先物には割高感となり反落して引けた。
(中村)