ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下値堅い

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では157.15円と22時時点(156.85円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。5月米シカゴ購買部協会景気指数が35.4と予想の41.0を下回ると米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.48%台まで低下。全般ドル売りが先行し一時156.56円と日通し安値を更新した。
 ただ、前日の安値156.38円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いのフローも観測されると157.21円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0855ドルと22時時点(1.0880ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。22時前に一時1.0882ドルと日通し高値を付けたものの、28日の高値1.0889ドルや16日の高値1.0895ドルがレジスタンスとして意識されると失速した。

 ユーロ円も上値が重かった。24時時点では170.59円と22時時点(170.66円)と比べて7銭程度のユーロ安水準。22時過ぎに一時170.75円と日通し高値を付けたものの、28・29日の高値170.80円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.56円 - 157.37円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0882ドル
ユーロ円:169.45円 - 170.75円


(中村)
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