東京マーケットダイジェスト・6日 円上値重い・株高

(6日15時時点)
ドル円:1ドル=155.90円(前営業日NY終値比▲0.21円)
ユーロ円:1ユーロ=169.69円(△0.01円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0884ドル(△0.0015ドル)
日経平均株価:38703.51円(前営業日比△213.34円)
東証株価指数(TOPIX):2757.23(△9.01)
債券先物6月物:144.15円(△0.32円)
新発10年物国債利回り:0.960%(▲0.040%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.12900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)   
      <発表値>     <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
    1兆3234億円の取得超 3104億円の処分超・改
対内株式
      2820億円の取得超 824億円の所得超

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は買い戻し。東京序盤から売りが先行。仲値にかけて本邦実需勢の売りも観測されると一時155.37円まで値を下げた。もっとも、一巡すると下げ渋り。中村・日銀審議委員が「当面は現状の政策維持が妥当」と発言したほか、植田日銀総裁が「現実のインフレ予想は、まだ2%に達するには少し距離がある」とハト派的な発言が伝わると本邦長期金利が低下。為替市場では円売りが優勢となり、15時過ぎには156.13円まで持ち直した。

・ユーロ円も買い戻し。総じてドル円と同様の展開となった。午前には一時169.22円まで下げたが、円金利低下を背景にショートカバーが進むと169.86円まで切り返した。

・ユーロドルは伸び悩み。ドル円の下落に伴って買いが先行し、昨日高値の1.0891ドルを上抜けて1.0896ドルまで上昇した。もっとも、節目の1.0900ドルを前に上値を抑えられると1.0870ドル台まで上げ幅を縮めた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに反発。昨日の米ハイテク株が上昇した流れを引き継いで半導体関連株が買われた。株価指数先物への買いも入り、指数は一時500円超上昇した。一方、その後は利食い売りなどが出たため伸び悩んだ。

・債券先物相場は4日続伸。前日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いだほか、中村日銀審議委員が政策正常化に慎重な姿勢を示したことも相場を下支えし、一時144.25円まで上昇した。


(越後)
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