東京マーケットダイジェスト・10日 ユーロ安・株高

(10日15時時点)
ドル円:1ドル=157.06円(前営業日NY終値比△0.31円)
ユーロ円:1ユーロ=168.88円(▲0.45円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0752ドル(▲0.0049ドル)
日経平均株価:39038.16円(前営業日比△354.23円)
東証株価指数(TOPIX):2782.49(△27.46)
債券先物6月物:143.48円(▲0.50円)
新発10年物国債利回り:1.015%(△0.045%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.12900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
    <発表値>     <前回発表値>
1-3月期実質国内総生産(GDP)改定値
前期比    ▲0.5%     ▲0.5%
前期比年率  ▲1.8%     ▲2.0%
4月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
     2兆505億円の黒字 3兆3988億円の黒字
経常収支(季節調整済)
     2兆5241億円の黒字  2兆106億円の黒字
貿易収支
      6615億円の赤字   4910億円の黒字
5月景気ウオッチャー調査
現状判断指数
        45.7      47.4
先行き判断指数
        46.3      48.5

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。しばらくは156円台後半を中心としたもみ合いが続いていたが、前場終了後に日経平均先物が上昇すると買いが強まった。先週末高値の157.08円を上抜けて157.20円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは軟調。週末の欧州議会選挙で極右勢力が大躍進したことを受けて、マクロン仏大統領が仏下院の解散総選挙を表明。政局不安が意識されて週明け早朝から売りが強まり、一時1.0748ドルまで下落した。

・ユーロ円は弱含み。欧州政局に対する不透明感からユーロ安が進むと一時168.74円まで下落。ドル円が買われた影響から下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。

・日経平均株価は反発。外国為替市場で円安・ドル高が進行したことで輸出関連株に買いが入った。保険株や銀行株も堅調に推移し、指数は400円近くまで上昇した。

・債券先物相場は続落。前週末に米国債券相場が大きく下落した流れを引き継ぎ、序盤から売りが優勢に。午後に入っても戻りは鈍く、一時143.45円まで下値を広げた。


(越後)
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