ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では155.77円と22時時点(156.16円)と比べて39銭程度のドル安水準だった。予想を下回る5月米消費者物価指数(CPI)をきっかけに全般ドル売りが優勢になると、24時前に一時155.73円と日通し安値を更新した。なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.25%台まで低下した。

 ユーロドルはしっかり。24時時点では1.0848ドルと22時時点(1.0826ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。米インフレ指標の下振れを受けて米利下げ期待が再燃すると米長期金利の低下とともに全般ドル売りが活発化。24時前に一時1.0850ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.27まで低下した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では168.98円と22時時点(169.06円)と比べて8銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.73円 - 157.37円
ユーロドル:1.0735ドル - 1.0850ドル
ユーロ円:168.66円 - 169.40円


(中村)
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