東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇

 14日の東京外国為替市場でドル円は上昇。15時時点では158.14円と12時時点(157.32円)と比べて82銭程度のドル高水準だった。日銀金融政策決定会合への警戒感から、発表前に一時156.86円まで下落する場面があった。もっともその後、決定会合での国債購入減額計画の先送りを受けて円売りドル買いが活発化。5月1日の高値157.99円を上回り、158.22円まで上げ幅を拡大した。
 日銀会合では、政策金利(0-0.10%)の据え置きと国債購入の減額方針が決定された。しかしながら、減額計画は次回の7月会合に先送りされた。この後15時30分からの植田日銀総裁の記者会見が注目されている。

 ユーロ円も上昇。15時時点では169.69円と12時時点(169.00円)と比べて69銭程度のユーロ高水準だった。日銀決定を受けた円全面安の展開の中、一時169.76円まで日通し高値を更新した。
 豪ドル円は104.80円、NZドル円は97.25円、ポンド円は201.61円、加ドル円は115.10円、スイスフラン円は176.88円まで外貨高・円安に推移した。

 ユーロドルは弱含み。15時時点では1.0730ドルと12時時点(1.0743ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル高推移を受けて、1.0730ドルまで下値を広げた。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.86円 - 158.22円
ユーロドル:1.0730ドル - 1.0745ドル
ユーロ円:168.48円 - 169.76円

(山下)
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