欧州マーケットダイジェスト・19日 株まちまち・金利上昇・円安
(19日終値:20日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.94円(19日15時時点比△0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.69円(△0.26円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0744ドル(△0.0006ドル)
FTSE100種総合株価指数:8205.11(前営業日比△13.82)
ドイツ株式指数(DAX):18067.91(▲64.06)
10年物英国債利回り:4.067%(△0.019%)
10年物独国債利回り:2.404%(△0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月英消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.3% 0.3%
(前年比) 2.0% 2.3%
CPIコア指数
(前年比) 3.5% 3.9%
5月英小売物価指数(RPI)
(前月比) 0.4% 0.5%
(前年比) 3.0% 3.3%
4月ユーロ圏経常収支
季調済 386億ユーロの黒字 358億ユーロの黒字
4月ユーロ圏建設支出
(前月比) ▲0.2% ▲0.5%・改
(前年比) ▲1.1% ▲0.7%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。日本時間夕刻に一時157.61円と日通し安値を付けたものの、前日の安値157.52円が目先サポートとして働くと徐々に買い戻しが優勢に。ユーロ円などクロス円の上昇につれた円売り・ドル買いが出ると一時157.96円と日通し高値を更新した。
もっとも、米国市場がジューンティーンスで休場のため、市場参加者が激減し商いは低調だった。今日これまでの値幅は35銭程度と小さかった。
・ユーロドルも下値が堅かった。16時過ぎに一時1.0725ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0710ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。20時過ぎには1.0753ドルと日通し高値を更新した。もっとも、前日の高値1.0761ドル手前では伸び悩んだ。欧州勢参入後はユーロ買い戻しが目立ったものの、ポジション調整の域を出なかった。
なお、センテノ・ポルトガル中銀総裁は「少なくとも9月までは2度目の利下げを想定していない」などと述べたが、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時169.13円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。特にユーロ買いを促す材料は伝わらなかったが、21時過ぎには一時169.84円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値169.91円が目先レジスタンスとして意識されると上昇も一服した。
・ロンドン株式相場は続伸。小幅に反落して始まったものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり上げに転じた。ただ、新規材料難の中、米国市場が休場だったことから方向感に乏しかった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。手掛かりとなる取引材料に乏しい中、欧州の政治不安から売りがやや優勢となった。個別ではザルトリウス(14.15%安)やキアゲン(5.62%安)、インフィニオン・テクノロジーズ(3.60%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。フランスの政治情勢を巡る不透明感や財政悪化への懸念から、仏国債には売りが出やすかった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.94円(19日15時時点比△0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.69円(△0.26円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0744ドル(△0.0006ドル)
FTSE100種総合株価指数:8205.11(前営業日比△13.82)
ドイツ株式指数(DAX):18067.91(▲64.06)
10年物英国債利回り:4.067%(△0.019%)
10年物独国債利回り:2.404%(△0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月英消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.3% 0.3%
(前年比) 2.0% 2.3%
CPIコア指数
(前年比) 3.5% 3.9%
5月英小売物価指数(RPI)
(前月比) 0.4% 0.5%
(前年比) 3.0% 3.3%
4月ユーロ圏経常収支
季調済 386億ユーロの黒字 358億ユーロの黒字
4月ユーロ圏建設支出
(前月比) ▲0.2% ▲0.5%・改
(前年比) ▲1.1% ▲0.7%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。日本時間夕刻に一時157.61円と日通し安値を付けたものの、前日の安値157.52円が目先サポートとして働くと徐々に買い戻しが優勢に。ユーロ円などクロス円の上昇につれた円売り・ドル買いが出ると一時157.96円と日通し高値を更新した。
もっとも、米国市場がジューンティーンスで休場のため、市場参加者が激減し商いは低調だった。今日これまでの値幅は35銭程度と小さかった。
・ユーロドルも下値が堅かった。16時過ぎに一時1.0725ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0710ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。20時過ぎには1.0753ドルと日通し高値を更新した。もっとも、前日の高値1.0761ドル手前では伸び悩んだ。欧州勢参入後はユーロ買い戻しが目立ったものの、ポジション調整の域を出なかった。
なお、センテノ・ポルトガル中銀総裁は「少なくとも9月までは2度目の利下げを想定していない」などと述べたが、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時169.13円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。特にユーロ買いを促す材料は伝わらなかったが、21時過ぎには一時169.84円と日通し高値を更新した。ただ、前日の高値169.91円が目先レジスタンスとして意識されると上昇も一服した。
・ロンドン株式相場は続伸。小幅に反落して始まったものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが優勢となり上げに転じた。ただ、新規材料難の中、米国市場が休場だったことから方向感に乏しかった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反落。手掛かりとなる取引材料に乏しい中、欧州の政治不安から売りがやや優勢となった。個別ではザルトリウス(14.15%安)やキアゲン(5.62%安)、インフィニオン・テクノロジーズ(3.60%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。フランスの政治情勢を巡る不透明感や財政悪化への懸念から、仏国債には売りが出やすかった。
(中村)