欧州マーケットダイジェスト・21日 株安・ドル高
(21日終値:22日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=159.57円(21日15時時点比△0.62円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=170.63円(△0.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0693ドル(▲0.0025ドル)
FTSE100種総合株価指数:8237.72(前営業日比▲34.74)
ドイツ株式指数(DAX):18163.52(▲90.66)
10年物英国債利回り:4.083%(△0.026%)
10年物独国債利回り:2.412%(▲0.019%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) 2.9% ▲1.8%・改
(前年比) 1.3% ▲2.3%・改
5月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) 2.9% ▲1.4%・改
(前年比) 1.2% ▲2.5%・改
6月仏企業景況感指数
99 99
6月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
45.3 46.4
6月仏サービス部門PMI速報値
48.8 49.3
6月独製造業PMI速報値
43.4 45.4
6月独サービス部門PMI速報値
53.5 54.2
6月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.6 47.3
6月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
52.6 53.2
6月英製造業PMI速報値
51.4 51.2
6月英サービス部門PMI速報値
51.2 52.9
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。アジア市場では一時1.0721ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0749ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。6月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回ると、欧州における政治情勢や景気の不透明感が改めて意識されて、ユーロ売りが活発化。同月の独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時1.0671ドルと日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は1.06ドル台後半でのもみ合いに転じた。ユーロ円の上昇につれた買いが入った半面、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると相場はもみ合いとなった。
・ドル円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時158.67円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。NYの取引時間帯に入ると、6月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことが分かり、円売り・ドル買いが加速。アジア時間の高値159.13円を上抜けて一時159.63円と4月29日以来の高値を更新した。
なお、23時発表の5月米景気先行指標総合指数は予想を下回った一方、5月米中古住宅販売件数は予想を若干上回った。
・ユーロ円は持ち直した。フランスやドイツの景況感を示す指標が悪化すると全般ユーロ売りが先行し、16時30分過ぎに一時169.33円と日通し安値を更新した。ただ、そのあとはドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが優勢となり、アジア時間の高値170.45円を上抜けて一時170.66円と4日以来の高値を更新した。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。このところ上昇が続いたため、週末を前に利益確定目的の売りが優勢となった。リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、BPやシェルなどエネルギー株は買われた。
・フランクフルト株式相場は反落。6月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ると、欧州における政治情勢や景気の不透明感が改めて意識された。個別ではシーメンス・エナジー(5.18%安)やインフィニオン・テクノロジーズ(2.99%安)、ドイツ銀行(1.91%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=159.57円(21日15時時点比△0.62円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=170.63円(△0.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0693ドル(▲0.0025ドル)
FTSE100種総合株価指数:8237.72(前営業日比▲34.74)
ドイツ株式指数(DAX):18163.52(▲90.66)
10年物英国債利回り:4.083%(△0.026%)
10年物独国債利回り:2.412%(▲0.019%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) 2.9% ▲1.8%・改
(前年比) 1.3% ▲2.3%・改
5月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) 2.9% ▲1.4%・改
(前年比) 1.2% ▲2.5%・改
6月仏企業景況感指数
99 99
6月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
45.3 46.4
6月仏サービス部門PMI速報値
48.8 49.3
6月独製造業PMI速報値
43.4 45.4
6月独サービス部門PMI速報値
53.5 54.2
6月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.6 47.3
6月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
52.6 53.2
6月英製造業PMI速報値
51.4 51.2
6月英サービス部門PMI速報値
51.2 52.9
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。アジア市場では一時1.0721ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0749ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。6月仏製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を下回ると、欧州における政治情勢や景気の不透明感が改めて意識されて、ユーロ売りが活発化。同月の独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時1.0671ドルと日通し安値を更新した。
ただ、売り一巡後は1.06ドル台後半でのもみ合いに転じた。ユーロ円の上昇につれた買いが入った半面、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると相場はもみ合いとなった。
・ドル円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時158.67円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。NYの取引時間帯に入ると、6月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことが分かり、円売り・ドル買いが加速。アジア時間の高値159.13円を上抜けて一時159.63円と4月29日以来の高値を更新した。
なお、23時発表の5月米景気先行指標総合指数は予想を下回った一方、5月米中古住宅販売件数は予想を若干上回った。
・ユーロ円は持ち直した。フランスやドイツの景況感を示す指標が悪化すると全般ユーロ売りが先行し、16時30分過ぎに一時169.33円と日通し安値を更新した。ただ、そのあとはドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが優勢となり、アジア時間の高値170.45円を上抜けて一時170.66円と4日以来の高値を更新した。
・ロンドン株式相場は4日ぶりに反落。このところ上昇が続いたため、週末を前に利益確定目的の売りが優勢となった。リオ・ティントやグレンコアなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、BPやシェルなどエネルギー株は買われた。
・フランクフルト株式相場は反落。6月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ると、欧州における政治情勢や景気の不透明感が改めて意識された。個別ではシーメンス・エナジー(5.18%安)やインフィニオン・テクノロジーズ(2.99%安)、ドイツ銀行(1.91%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)