NYマーケットダイジェスト・21日 株まちまち・ドル高・円安
(21日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.80円(前営業日比△0.87円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=170.77円(△0.68円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0693ドル(▲0.0009ドル)
ダウ工業株30種平均:39150.33ドル(△15.57ドル)
ナスダック総合株価指数:17689.36(▲32.23)
10年物米国債利回り:4.25%(▲0.01%)
WTI原油先物8月限:1バレル=80.73ドル(▲0.56ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2331.2ドル(▲37.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米製造業PMI速報値
51.7 51.3
6月米サービス部門PMI速報値
55.1 54.8
6月米総合PMI速報値
54.6 54.5
5月米景気先行指標総合指数
(前月比) ▲0.5% ▲0.6%
5月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲0.7% ▲1.9%
(年率換算件数)411万件 414万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は7日続伸。6月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことが伝わると、円売り・ドル買いが先行。アジア時間の高値159.13円を上抜けて一時159.84円と政府・日銀が為替介入を実施したとみられる4月29日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。
米財務省は20日、半期ごとに公表する外国為替政策報告書で、日本を「監視リスト」に追加したと発表。市場では「政府・日銀による為替介入が困難になった」との思惑が高まり、円売りが出やすい面もあった。
なお、神田真人財務官は日本が「監視リスト」に追加されたことについて「問題があるとは捉えていない」と発言。「為替の過度な変動がある場合には適切な対応をしっかりと取っていく」と強調した。
・ユーロ円は5日続伸。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが優勢になると、アジア時間の高値170.45円を上抜けて一時170.91円と4月29日以来の高値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時202.08円と2008年8月以来の高値を付けたほか、豪ドル円は106.17円と07年11月以来の高値、NZドル円は97.83円と1986年6月以来の高値を記録した。
・ユーロドルは小幅ながら続落。欧州の政治情勢や景気の不透明感が改めて意識される中、欧州市場では1.0671ドルまで売られたものの、NY市場では1.06ドル台後半でのもみ合いに終始した。NY時間に限れば値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら4日続伸。相対的に出遅れ感のある銘柄に買いが入り相場を下支えした半面、米連邦準備理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見方を示す中、売りが出やすい面もあり上値は限定的となった。指数は前日終値を挟んだもみ合いの展開となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続落。エヌビディアやメタプラットフォームズなどが下げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。6月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことを受けて売りが出たものの、週末を控えたポジション調整目的の買いが入ると持ち直した。
・原油先物相場は下落。前日まで上昇したことで利益確定の売りが出た模様。もっとも、地政学的リスクや米国での需要増加観測を背景に、下値は堅かった。
・金先物相場は3日ぶりに反落。米10年債利回りが一時4.27%台まで上昇したことが重しとなり、金の投資魅力が薄れたことから売りが優勢となった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=159.80円(前営業日比△0.87円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=170.77円(△0.68円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0693ドル(▲0.0009ドル)
ダウ工業株30種平均:39150.33ドル(△15.57ドル)
ナスダック総合株価指数:17689.36(▲32.23)
10年物米国債利回り:4.25%(▲0.01%)
WTI原油先物8月限:1バレル=80.73ドル(▲0.56ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2331.2ドル(▲37.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米製造業PMI速報値
51.7 51.3
6月米サービス部門PMI速報値
55.1 54.8
6月米総合PMI速報値
54.6 54.5
5月米景気先行指標総合指数
(前月比) ▲0.5% ▲0.6%
5月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲0.7% ▲1.9%
(年率換算件数)411万件 414万件
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は7日続伸。6月米製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことが伝わると、円売り・ドル買いが先行。アジア時間の高値159.13円を上抜けて一時159.84円と政府・日銀が為替介入を実施したとみられる4月29日以来約2カ月ぶりの高値を更新した。
米財務省は20日、半期ごとに公表する外国為替政策報告書で、日本を「監視リスト」に追加したと発表。市場では「政府・日銀による為替介入が困難になった」との思惑が高まり、円売りが出やすい面もあった。
なお、神田真人財務官は日本が「監視リスト」に追加されたことについて「問題があるとは捉えていない」と発言。「為替の過度な変動がある場合には適切な対応をしっかりと取っていく」と強調した。
・ユーロ円は5日続伸。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが優勢になると、アジア時間の高値170.45円を上抜けて一時170.91円と4月29日以来の高値を更新した。
ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時202.08円と2008年8月以来の高値を付けたほか、豪ドル円は106.17円と07年11月以来の高値、NZドル円は97.83円と1986年6月以来の高値を記録した。
・ユーロドルは小幅ながら続落。欧州の政治情勢や景気の不透明感が改めて意識される中、欧州市場では1.0671ドルまで売られたものの、NY市場では1.06ドル台後半でのもみ合いに終始した。NY時間に限れば値幅は0.0020ドル程度と小さかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら4日続伸。相対的に出遅れ感のある銘柄に買いが入り相場を下支えした半面、米連邦準備理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見方を示す中、売りが出やすい面もあり上値は限定的となった。指数は前日終値を挟んだもみ合いの展開となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅続落。エヌビディアやメタプラットフォームズなどが下げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。6月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことを受けて売りが出たものの、週末を控えたポジション調整目的の買いが入ると持ち直した。
・原油先物相場は下落。前日まで上昇したことで利益確定の売りが出た模様。もっとも、地政学的リスクや米国での需要増加観測を背景に、下値は堅かった。
・金先物相場は3日ぶりに反落。米10年債利回りが一時4.27%台まで上昇したことが重しとなり、金の投資魅力が薄れたことから売りが優勢となった。
(中村)