東京外国為替市場概況・12時 ドル円 下押し

 24日の東京外国為替市場でドル円は下押し。12時時点では159.70円とニューヨーク市場の終値(159.80円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。日本当局の円買い介入警戒感からか160円の節目を前に頭打ち状態。時間外取引の米10年債利回りが4.24%台へ小幅に低下するなか、本日のレンジ下限に近い159.65円前後まで押し戻される場面があった。鈴木財務相から「為替の過度な変動は望ましくない、適切に対応」などの発言も聞かれた。

 ユーロ円も円売りの勢いを緩める。12時時点では170.71円とニューヨーク市場の終値(170.77円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動向を受けた円買い戻しから、170.61円までユーロ安・円高が進んだ。香港株や上海株の続落スタートもリスク回避を意識させ、円売りが進みにくかった。

 ユーロドルはもみ合い継続。12時時点では1.0689ドルとニューヨーク市場の終値(1.0693ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。昨日NY終値付近の小幅なレンジで推移した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:159.63円 - 159.92円
ユーロドル:1.0684ドル - 1.0696ドル
ユーロ円:170.61円 - 170.95円


(関口)
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