NYマーケットダイジェスト・25日 株まちまち・金利上昇・ドル高
(25日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.70円(前営業日比△0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.10円(▲0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0714ドル(▲0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:39112.16ドル(▲299.05ドル)
ナスダック総合株価指数:17717.66(△220.84)
10年物米国債利回り:4.25%(△0.02%)
WTI原油先物8月限:1バレル=80.83ドル(▲0.80ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2330.8ドル(▲13.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月米住宅価格指数
(前月比) 0.2% 0.0%・改
4月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 7.2% 7.5%・改
6月米消費者信頼感指数
100.4 101.3・改
6月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲10 0
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小反発。ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事が講演で「政策金利をしばらく据え置けばインフレを抑制できる可能性が高いが、必要であれば利上げの用意がある」と改めて表明すると、全般ドル買いが先行。一時は4.20%台まで低下した米10年債利回りが4.25%台まで上昇したこともドル買いを促した。アジア時間の高値159.71円を上抜けると一時159.76円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値159.92円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米2年債入札が「好調」と伝わり、米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重し。市場では「160円の心理的な節目を前に政府・日銀による為替介入への警戒感もあり、上値は限定的だった」との声も聞かれた。
なお、クックFRB理事はNYでの講演で「ある時点で金利を引き下げるのが適切となるだろう」と述べたものの、具体的な時期については明言を避けた。
・ユーロドルは反落。FRBが利下げを慎重に判断するとの見方が広がる中、米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行。23時過ぎに一時1.0691ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値1.0684ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が再び低下に転じた場面では1.0718ドル付近まで下値を切り上げた。
・ユーロ円は7日ぶりに反落。23時過ぎに一時170.71円と日通し安値を付けたものの、その後は171.00円を挟んだもみ合いに転じた。ドル円の上昇につれた買いが入った半面、ユーロドルの下落につれた売りが出た。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反落。FRBが利下げを慎重に判断するとの見方が広がる中、利食い売りが優勢となった。ホーム・デポやユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックスなどに売りが出て、指数は一時410ドル超下げる場面があった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発。前日に6%超下落したエヌビディアが6%超上昇した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。ボウマンFRB理事が「政策金利の引き下げが適切だという段階にはない」との見解を示すと売りが先行したものの、そのあとは下げ渋る展開に。2年債入札が「堅調」だったと伝わると買い戻しが優勢となり、上げに転じる場面もあった。
・原油先物相場は反落。外国為替市場でのドル高を受けてドル建て商品の割高感が意識されたため売りが優勢に。ドライブシーズンに伴う需要拡大期待から買い戻しが入る場面があったが、戻りは鈍かった。
・金先物相場は反落。昨日とは一転して外国為替市場でドル高が進んだため、ドル建てで取引される金の割高感が意識された。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=159.70円(前営業日比△0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.10円(▲0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0714ドル(▲0.0019ドル)
ダウ工業株30種平均:39112.16ドル(▲299.05ドル)
ナスダック総合株価指数:17717.66(△220.84)
10年物米国債利回り:4.25%(△0.02%)
WTI原油先物8月限:1バレル=80.83ドル(▲0.80ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=2330.8ドル(▲13.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月米住宅価格指数
(前月比) 0.2% 0.0%・改
4月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 7.2% 7.5%・改
6月米消費者信頼感指数
100.4 101.3・改
6月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲10 0
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小反発。ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事が講演で「政策金利をしばらく据え置けばインフレを抑制できる可能性が高いが、必要であれば利上げの用意がある」と改めて表明すると、全般ドル買いが先行。一時は4.20%台まで低下した米10年債利回りが4.25%台まで上昇したこともドル買いを促した。アジア時間の高値159.71円を上抜けると一時159.76円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値159.92円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米2年債入札が「好調」と伝わり、米10年債利回りが上昇幅を縮めたことも相場の重し。市場では「160円の心理的な節目を前に政府・日銀による為替介入への警戒感もあり、上値は限定的だった」との声も聞かれた。
なお、クックFRB理事はNYでの講演で「ある時点で金利を引き下げるのが適切となるだろう」と述べたものの、具体的な時期については明言を避けた。
・ユーロドルは反落。FRBが利下げを慎重に判断するとの見方が広がる中、米長期金利の上昇に伴うドル買いが先行。23時過ぎに一時1.0691ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値1.0684ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が再び低下に転じた場面では1.0718ドル付近まで下値を切り上げた。
・ユーロ円は7日ぶりに反落。23時過ぎに一時170.71円と日通し安値を付けたものの、その後は171.00円を挟んだもみ合いに転じた。ドル円の上昇につれた買いが入った半面、ユーロドルの下落につれた売りが出た。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反落。FRBが利下げを慎重に判断するとの見方が広がる中、利食い売りが優勢となった。ホーム・デポやユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックスなどに売りが出て、指数は一時410ドル超下げる場面があった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発。前日に6%超下落したエヌビディアが6%超上昇した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。ボウマンFRB理事が「政策金利の引き下げが適切だという段階にはない」との見解を示すと売りが先行したものの、そのあとは下げ渋る展開に。2年債入札が「堅調」だったと伝わると買い戻しが優勢となり、上げに転じる場面もあった。
・原油先物相場は反落。外国為替市場でのドル高を受けてドル建て商品の割高感が意識されたため売りが優勢に。ドライブシーズンに伴う需要拡大期待から買い戻しが入る場面があったが、戻りは鈍かった。
・金先物相場は反落。昨日とは一転して外国為替市場でドル高が進んだため、ドル建てで取引される金の割高感が意識された。
(中村)