株式明日の戦略-3日間で1000円超の上昇、上値を追えるかは半導体株がカギを握る
26日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は493円高の39667円。米国株は3指数がまちまちで終えたが、エヌビディアの大幅高が好感されて、寄り付きから3桁の上昇。アドバンテスト<6857.T>など半導体株に強い動きが見られた。序盤では高く始まった後にいったん萎んだが、上げ幅を2桁に縮めたところで盛り返し、しばらく上を試す流れが続いた。前場は500円を超える上昇となって高値引け。後場のスタート直後に600円超上昇したところで上値は重くなったが、13時以降は大きな失速もなく動きが落ち着き、500円近い上昇で取引を終えた。TOPIXは3月22日以来、約3カ月ぶりに終値で2800pを上回った。
東証プライムの売買代金は概算で4兆2500億円と、連日で強い動きが見られる中で商いも膨らんだ。業種別では電気機器、サービス、医薬品などが上昇した一方、石油・石炭、海運、ゴム製品などが下落した。日本経済新聞で、今年度内にも国内での人員削減を検討しているとの新社長インタビュー記事が掲載された住友ファーマ<4506.T>が構造改革進展期待から大幅上昇。半面、1Qが営業赤字となったNaITO<7624.T>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり985/値下がり590。ディスコや東京エレクロトンなど半導体株が買われており、中期経営計画の公表もあったアドバンテストが7%高。主力どころではリクルートやキーエンスなどグロース系の銘柄に強い動きが見られた。サワイGHDや湖北工業がリリースを材料に急伸。ポストプライムが上場以降、5日連続でストップ高となっており、コーディアやWOLVESがストップ高となるなど、直近上場株の一角に値幅を求めた資金が向かった。
一方、月曜火曜と大きく上昇したトヨタが下落。三井物産や三菱商事など商社株が軟調となった。決算が市場の期待に届かなかったスギHDが大幅安。西松屋チェーンやしまむらなど小売専門店の一角が弱かった。子会社における不正が発覚し、決算発表を延期すると発表したブックオフが10%を超える下落となった。
日経平均は3日連続で3桁の上昇。この3日間の上げ幅は1000円を超えた。5月以降は上値は重いが下値も堅いといった動きが続いていただけに、流れが変わった可能性が高い。ここまでの上昇が見られた以上、多少反動が出たとしても、押し目では上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入ってくる。TOPIXは3月22日の2813.22pが年初来高値。この日以降、節目の2800pは取引時間中に上回る日はあっても終値では超えられず、上昇を阻む壁となっていた。きょう2802.95pで終了してその壁を超えただけに、この勢いのまま年初来高値を更新してほしいところだ。
米国では本日引け後に半導体大手のマイクロン・テクノロジーが決算を発表予定で、時間外の反応を先に東京市場で消化する。ここ数日の半導体株は特段の手がかりがない中でエヌビディアの株価に翻弄される動きが続いているだけに、今回の決算は大きな注目を集める。マイクロンの好決算が確認でき、日本の半導体株もそれを好感できるようなら、あすにでも日経平均は40000円を突破し、TOPIXは年初来高値を更新するだろう。決算が失望材料になって半導体株が売られたとしても、派手な下げにならなければ火曜のように影響は局地的にとどまり、全体はしっかりといった展開も期待できる。連日で陽線を形成できるか、売買代金の増加が見られるかといった点に注目しておきたい。
東証プライムの売買代金は概算で4兆2500億円と、連日で強い動きが見られる中で商いも膨らんだ。業種別では電気機器、サービス、医薬品などが上昇した一方、石油・石炭、海運、ゴム製品などが下落した。日本経済新聞で、今年度内にも国内での人員削減を検討しているとの新社長インタビュー記事が掲載された住友ファーマ<4506.T>が構造改革進展期待から大幅上昇。半面、1Qが営業赤字となったNaITO<7624.T>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり985/値下がり590。ディスコや東京エレクロトンなど半導体株が買われており、中期経営計画の公表もあったアドバンテストが7%高。主力どころではリクルートやキーエンスなどグロース系の銘柄に強い動きが見られた。サワイGHDや湖北工業がリリースを材料に急伸。ポストプライムが上場以降、5日連続でストップ高となっており、コーディアやWOLVESがストップ高となるなど、直近上場株の一角に値幅を求めた資金が向かった。
一方、月曜火曜と大きく上昇したトヨタが下落。三井物産や三菱商事など商社株が軟調となった。決算が市場の期待に届かなかったスギHDが大幅安。西松屋チェーンやしまむらなど小売専門店の一角が弱かった。子会社における不正が発覚し、決算発表を延期すると発表したブックオフが10%を超える下落となった。
日経平均は3日連続で3桁の上昇。この3日間の上げ幅は1000円を超えた。5月以降は上値は重いが下値も堅いといった動きが続いていただけに、流れが変わった可能性が高い。ここまでの上昇が見られた以上、多少反動が出たとしても、押し目では上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入ってくる。TOPIXは3月22日の2813.22pが年初来高値。この日以降、節目の2800pは取引時間中に上回る日はあっても終値では超えられず、上昇を阻む壁となっていた。きょう2802.95pで終了してその壁を超えただけに、この勢いのまま年初来高値を更新してほしいところだ。
米国では本日引け後に半導体大手のマイクロン・テクノロジーが決算を発表予定で、時間外の反応を先に東京市場で消化する。ここ数日の半導体株は特段の手がかりがない中でエヌビディアの株価に翻弄される動きが続いているだけに、今回の決算は大きな注目を集める。マイクロンの好決算が確認でき、日本の半導体株もそれを好感できるようなら、あすにでも日経平均は40000円を突破し、TOPIXは年初来高値を更新するだろう。決算が失望材料になって半導体株が売られたとしても、派手な下げにならなければ火曜のように影響は局地的にとどまり、全体はしっかりといった展開も期待できる。連日で陽線を形成できるか、売買代金の増加が見られるかといった点に注目しておきたい。