株式明日の戦略-連日の上昇で39000円を突破、大型バリューが存在感を示す
25日の日経平均は大幅続伸。終値は368円高の39173円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは30円程度の上昇。米国でエヌビディアなど半導体株が弱かったことから、主力の半導体株が売りに押された。一方で、半導体株以外の銘柄は強く、値上がり銘柄は多かった。小高く始まった後は上げ幅を3桁に広げるも、いったん急失速して下げに転じた。しかし、マイナス圏に沈んだところですかさず買いが入ると、10時以降は騰勢を強める展開となった。
11時近辺では節目の39000円を突破。後場は前引けから水準を切り上げて始まると、一度も39000円を割り込まなかった。金融株を中心に半導体株以外の主力大型株が買いを集める中、次第にリスク選好ムードが強まった。終盤には400円超上昇して39200円台に乗せる場面もあり、高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9500億円と4兆円に迫った。業種別では全業種がプラス。保険、輸送用機器、銀行などに非常に強い動きが見られた。一方、パルプ・紙、精密機器、機械などは相対的に見劣りする上昇となった。トヨタ自動車<7203.T>が全市場の売買代金3位となる大商いとなって4.6%高。半面、半導体株は全体株高の流れに取り残される中、レーザーテック<6920.T>が3.2%安と大きな下げとなった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1411/値下がり204。三菱UFJ、三井住友、みずほFG、MS&AD、東京海上、野村HD、大和証Gなど金融大手が軒並み大幅高。三菱重工、川崎重工、IHIなど重工系の銘柄にも強い買いが入った。日立が4%を超える上昇となり、上場来高値を更新。原油高を追い風にINPEX、ENEOS、三菱商事、伊藤忠などが大幅高となった。資本業務提携に関するリリースが好感されたティーガイアは、場中に値が付かずストップ高比例配分となった。
一方、半導体株が敬遠される地合いで東京エレクトロンやルネサスが下落。売買代金で全市場トップとなったディスコは5.5%安と派手に下げた。傘下アームの大幅安を受けてソフトバンクGが軟調。総じて大型バリュー株が強く買われる中、MFSや学びエイドなど直近上場株の一角が大きく値を崩した。
日経平均は大幅高。米国でエヌビディアが大きく下げてもダウ平均は大幅高で終えたことから、下値が限られそうな雰囲気は寄り前からあった。しかし、39000円を大きく上回る強い上昇となったことは驚きだ。24日の米国もそうだったが、半導体株から資金が抜けることが、他の銘柄の買いにつながっている。半導体株が崩れれば全体相場がクラッシュすると警戒していた投資家も一定数はいたと思われるが、こういった動きが出てくると売り方は撤退を余儀なくされる。
日経平均は意外感のある上昇が2日続いて節目の39000円を難なく超えてきた。きょう強かった銘柄は、金融株は6月前半に調整していた銘柄が多く、トヨタは直近まで下げ基調が続いていた。さほど過熱感はないだけに、一段高に対する期待が高まる。主力大型株が人気を集めたことで、プライムの売買代金も最近の中では高水準となった。間を置かず次の節目の39500円を超えられるようなら、5月や6月の高値も上回ることになり、買いに勢いがつく展開が期待できる。
11時近辺では節目の39000円を突破。後場は前引けから水準を切り上げて始まると、一度も39000円を割り込まなかった。金融株を中心に半導体株以外の主力大型株が買いを集める中、次第にリスク選好ムードが強まった。終盤には400円超上昇して39200円台に乗せる場面もあり、高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9500億円と4兆円に迫った。業種別では全業種がプラス。保険、輸送用機器、銀行などに非常に強い動きが見られた。一方、パルプ・紙、精密機器、機械などは相対的に見劣りする上昇となった。トヨタ自動車<7203.T>が全市場の売買代金3位となる大商いとなって4.6%高。半面、半導体株は全体株高の流れに取り残される中、レーザーテック<6920.T>が3.2%安と大きな下げとなった。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1411/値下がり204。三菱UFJ、三井住友、みずほFG、MS&AD、東京海上、野村HD、大和証Gなど金融大手が軒並み大幅高。三菱重工、川崎重工、IHIなど重工系の銘柄にも強い買いが入った。日立が4%を超える上昇となり、上場来高値を更新。原油高を追い風にINPEX、ENEOS、三菱商事、伊藤忠などが大幅高となった。資本業務提携に関するリリースが好感されたティーガイアは、場中に値が付かずストップ高比例配分となった。
一方、半導体株が敬遠される地合いで東京エレクトロンやルネサスが下落。売買代金で全市場トップとなったディスコは5.5%安と派手に下げた。傘下アームの大幅安を受けてソフトバンクGが軟調。総じて大型バリュー株が強く買われる中、MFSや学びエイドなど直近上場株の一角が大きく値を崩した。
日経平均は大幅高。米国でエヌビディアが大きく下げてもダウ平均は大幅高で終えたことから、下値が限られそうな雰囲気は寄り前からあった。しかし、39000円を大きく上回る強い上昇となったことは驚きだ。24日の米国もそうだったが、半導体株から資金が抜けることが、他の銘柄の買いにつながっている。半導体株が崩れれば全体相場がクラッシュすると警戒していた投資家も一定数はいたと思われるが、こういった動きが出てくると売り方は撤退を余儀なくされる。
日経平均は意外感のある上昇が2日続いて節目の39000円を難なく超えてきた。きょう強かった銘柄は、金融株は6月前半に調整していた銘柄が多く、トヨタは直近まで下げ基調が続いていた。さほど過熱感はないだけに、一段高に対する期待が高まる。主力大型株が人気を集めたことで、プライムの売買代金も最近の中では高水準となった。間を置かず次の節目の39500円を超えられるようなら、5月や6月の高値も上回ることになり、買いに勢いがつく展開が期待できる。