東京外国為替市場概況・15時 ドル円、小幅高

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は小幅高。15時時点では160.94円と12時時点(160.93円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。バイデン米大統領とトランプ前大統領との第1回討論会では、トランプ氏が優勢との見方が強まり、米10年債利回りが一時4.315%付近まで上昇したことで、161.12円前後まで強含みに推移した。しかし、月末・四半期末で実需筋の取引が細る中、今夜発表される米5月PCEデフレーターへの警戒感から上値は限定的だった。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.0690ドルと12時時点(1.0694ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.30%台で推移していることで、本日の安値圏で軟調に推移した。

 ユーロ円は小幅安。15時時点では172.05円と12時時点(172.10円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ポジション調整の売りで、一時172.00円までわずかに下値を広げた。
 
 ポンドドルは、1-3月期英GDP改定値が上方修正されたことで、1.2635ドル前後まで強含みに推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.65円-161.27円
ユーロドル:1.0685ドル-1.0711ドル
ユーロ円:172.00円-172.38円



(山下)
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