東京外国為替市場概況・12時 ドル円、やや伸び悩み

 1日の東京外国為替市場でドル円はやや伸び悩み。12時時点では160.90円とニューヨーク市場の終値(160.88円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。10時前に161円前半で値を上げた場面でも、6月28日高値161.27円には届かず。その後は持ち高調整の売りに押されて、160.80円台まで上値を切り下げた。時間外の米10年債利回りの上昇が一服したことも、ドル買いの勢い弱めさせたか。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では173.04円とニューヨーク市場の終値(172.39円)と比べて65銭程度のユーロ高水準だった。10時台に再び上値を試すも、173.10円台で買いが一服。日経平均がプラス幅を縮めたことなどを眺め、一時172.90円割れまで下押しした。しかしながら下値は堅いままであり、一巡後は再び173円台に乗せてきている。

 ユーロドルは強含み。12時時点では1.0755ドルとニューヨーク市場の終値(1.0713ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ高水準だった。週末の仏下院選挙(第1回目)の結果を受けた流れが続き、1.0761ドルまでユーロ買いが進んだ。
 他、ユーロスイスフランは0.9675フラン、ユーロポンドも0.8497ポンドまでユーロ高に振れている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.63円-161.19円
ユーロドル:1.0711ドル-1.0761ドル
ユーロ円:172.28円-173.22円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。