欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 小じっかり

 9日の欧州外国為替市場でドル円は小じっかり。20時時点では161.01円と17時時点(160.91円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。再び161円台を回復するなど底堅い動きも、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を前に様子見ムードが強く、高値の161.13円を試す動きには持ち込めず161円前後で動意は限定的。

 ユーロドルは下げ渋る。20時時点では1.0822ドルと17時時点(1.0817ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。17時過ぎに米長期金利の上昇も手がかりに1.0815ドルまで下押したものの、方向感は出ず1.0820ドル台で持ち直し狭いレンジ内での動きが継続。米10年債利回りも注目イベントを控え4.29%台で上昇が一服している。

 ユーロ円は20時時点では174.25円と17時時点(174.07円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の底堅い動きやユーロドルの下げ渋りを支えに174.20円台を中心とした狭いレンジ内で下値の堅い動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:160.73円 - 161.13円
ユーロドル:1.0815ドル - 1.0833ドル
ユーロ円:174.02円 - 174.45円

(金)
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