東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 11日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では161.56円とニューヨーク市場の終値(161.69円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。昨日の欧米時間で上昇したことで、東京前半は利食いの売りが入り上値が重く161.48円まで弱含んだ。もっとも、東京仲値の値決めにかけてはややドル買いが入ったことで、売りも一服となった。

 ユーロ円は最高値前で足踏み。10時時点では175.06円とニューヨーク市場の終値(175.11円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。日経平均が再び過去最高値を更新していることで、ユーロ円は底堅さを維持している。しかし、ドル円の上値が限られていることで、前日に付けたユーロ導入以来の高値175.16円を超えられず足踏みしている。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0835ドルとニューヨーク市場の終値(1.0830ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円の上値が重い中、ユーロ円の買いが入っていることでユーロドルは1.0837ドルまで僅かに昨日高値を上抜けた。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.48円 - 161.69円
ユーロドル:1.0826ドル - 1.0837ドル
ユーロ円:174.98円 - 175.12円


(松井)
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