東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 11日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い動き。17時時点では161.63円と15時時点(161.69円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。16時過ぎに161.76円まで上伸してわずかに本日高値を更新。その後、前日高値(161.81円)が目先の抵抗として意識されると161.50円台まで押し戻されたが一時的となった。

 ユーロ円は伸び悩み。17時時点では175.21円と15時時点(175.19円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。15時過ぎにユーロ導入来となる175.31円まで上値を伸ばすも、その後はドル円の下げも重しとなり175.10円前後までやや値を下げる場面も見られた。

 ポンド円は強含み。英5月国内総生産(GDP)が前月比+0.4%と予想を上回る伸びとなり、直後はポンド買いで反応すると、2008年以来となる208.10円まで上昇。その後も208円を挟んでもみ合いが続いた。

 ユーロドルは様子見。17時時点では1.0839ドルと15時時点(1.0835ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。手掛かり材料に乏しかったほか、時間外の米10年債利回りも4.29%を挟んで小動きとなったこともあり、1.0830ドル台を中心とした動意の薄い展開が続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:161.48円 - 161.76円
ユーロドル:1.0826ドル - 1.0840ドル
ユーロ円:174.98円 - 175.31円

(川畑)
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