ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、売り一服

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売りが一服。24時時点では158.55円と22時時点(158.62円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。政府関係者の話として「政府・日銀が為替介入を実施した」との一部報道も伝わるなか、22時過ぎには一時157.44円まで値を下げた。ただ、本日の高値から4円超の急落となったため、その後は反動から買い戻しが入り159.00円手前まで下値を切り上げる場面も見られた。
 なお、神田財務官は「介入の有無についてコメントする立場ではない」「ファンダメンタルズに沿った合理的な動きとは言えない」などの見解を示した。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0878ドルと22時時点(1.0887ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。6月米消費者物価指数(CPI)が予想比で下振れたことから米利下げ観測が高まり、22時前には一時1.0900ドルまで上昇。もっとも、1.09ドル台の定着は至らず、その後は1.0860ドル台まで押し戻された。

 ユーロ円は売りが一服。24時時点では172.48円と22時時点(172.70円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。22時過ぎに171.58円まで下落する場面があったが、一巡後はドル円と同じく買い戻しが入り、172.90円台まで下値を切り上げている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.44円 - 161.76円
ユーロドル:1.0826ドル - 1.0900ドル
ユーロ円:171.58円 - 175.43円

(岩間)
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