ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、もみ合い

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。2時時点では158.57円と24時時点(158.55円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。6月米消費者物価指数(CPI)をきっかけに大幅に低下した米10年債利回りの戻りは鈍く、ドルの反発も強まらなかった。ただし、NY序盤に大きく動き過ぎたからか下押しも限られ、158円半ばで上下する展開が続いた。
なお、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁の発言「何らかの政策調整が正当化されるだろう」「経済は今年1-2回の利下げが適切な軌道に乗っているようだ」などが伝わっている。

 ユーロ円は弱含み。2時時点では172.33円と24時時点(172.48円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。8日ぶりに反落したナスダック総合が下げ幅を広げ、夜間取引の日経平均先物も大幅安となり、リスク回避を意識した円買いが見られた。一時172.30円割れまでユーロ安円高に傾いた。

 ユーロドルはじり安。2時時点では1.0867ドルと24時時点(1.0878ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。持ち高調整が中心で目立った動きはなかったものの、上値が重い印象だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.44円 - 161.76円
ユーロドル:1.0826ドル - 1.0900ドル
ユーロ円:171.58円 - 175.43円


(小針)
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