ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、荒い値動き

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は荒い値動き。24時時点では157.72円と22時時点(158.77円)と比べて1円5銭程度のドル安水準だった。6月米卸売物価指数(PPI)が予想比で上振れたことに対する反応が一巡すると、22時過ぎから売りが強まった。市場では政府・日銀が2日連続で円買い介入に踏み切ったのではないかとの見方も浮上するなか、昨日安値の157.44円を下抜けて6月17日以来の安値となる157.38円まで下押し。その後は158.40円台までいったん買い戻しが入ったが、23時過ぎには再び157.40円付近まで下落するなど荒い値動きが続いた。

 ユーロ円も荒い値動き。24時時点では172.06円と22時時点(172.92円)と比べて86銭程度のユーロ安水準だった。22時から円買い圧力が強まった場面では171.47円まで本日安値を更新。一巡後は172.60円台まで下値を切り上げたが、23時過ぎには再び171.50円台まで押し戻された。総じてドル円と同様に値動きの荒さが目立った。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0909ドルと22時時点(1.0891ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。円絡みの取引が目立つ中で値幅は限られたが、24時前に1.0909ドルまで上値を伸ばした。7月米ミシガン大学消費者態度指数・速報値が予想より弱い結果となり、米10年債利回りが一時4.18%台まで低下したことなども相場の支えとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.38円 - 159.45円
ユーロドル:1.0862ドル - 1.0909ドル
ユーロ円:171.47円 - 173.43円

(岩間)
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