東京外国為替市場概況・17時 ドル円、弱含み

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。17時時点では157.92円と15時時点(157.95円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが上昇して始まったことを受け、158円台を回復して158.24円付近までドルが買い戻された。もっとも一巡後は大台を再び割り込み、157.85円まで上値を切り下げた。一時4.239%付近まで上昇した米10年債利回りが4.21%付近まで上げ幅を縮小したことが重しとなった。

 ユーロ円は下落一服。17時時点では172.06円と15時時点(172.08円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。時間外の米株先物の底堅さに支えられ、ドル円がじり高となったタイミングで172.30円台まで持ち直した。もっともその後、週明け欧州株が軟調に始まると171.90円割れまでユーロ売り円買いが優勢に。ただ、早朝につけた171.81円が目先の支持水準として意識されると172円台を回復している。

 ユーロドルは小じっかり。17時時点では1.0896ドルと15時時点(1.0894ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇を背景に1.0980ドル台でじり安となったものの強い方向感は出なかった。米金利の上げ幅縮小を受けて、1.0890ドル台まで持ち直している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.81円 - 158.42円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.0900ドル
ユーロ円:171.81円 - 172.44円



(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。