ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、一時急落

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は一時急落。2時時点では157.71円と24時時点(157.86円)と比べて15銭程度のドル安水準。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のインタビューがテレビで放映されると、米10年債利回りが4.19%まで一時低下した。ドル円も米金利の動きに連れて先月17日以来となる157.19円まで一時急落。しかし、米金利はすぐにFRB議長発言前の水準に戻り、ユーロをはじめ他通貨のドル売りの反応は非常に限られた。市場ではドル円とクロス円だけ大きく下がり、その後の動きも鈍いことで先週末同様に為替介入の可能性もうわさされた。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.0906ドルと24時時点(1.0917ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。24時過ぎに1.0922ドルまで上値を広げた。パウエル発言後に一時ユーロが買われる場面もあったが、値動きは限られ上値が重く、2時過ぎには1.09ドルを割り込んだ。
 
 ユーロ円は弱含み。2時時点では171.99円と24時時点(172.34円)と比べて35銭程度のユーロ安水準。パウエル発言後円買いの勢いが強まりユーロ円は171.58円まで弱含んだ。ユーロドルの上値が重いことも抑えになった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.19円 - 158.42円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.0922ドル
ユーロ円:171.58円 - 172.56円


(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。