ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇。2時時点では157.14円と24時時点(156.75円)と比べて39銭程度のドル高水準。NY勢参入後はドル円の下押しも限られ、2時前には157.16円まで上昇した。米債市場は方向感のない動きで、円を積極的に売り込むようなニュース等も現時点では聞こえてこない。なお、米国ではバイデン氏の再選への道が狭まっていることで、早ければ今週末にも大統領選の撤退を決断する可能性があるとも報じられている。

 ユーロドルは売り一服。2時時点では1.0916ドルと24時時点(1.0914ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。0時半過ぎには日通し安値に並ぶ1.0905ドルまで下押ししたが、「欧州中央銀行(ECB)当局者は年内利下げがあるとしてもあと1回と予想している」との一部報道が伝わると売りも一服となった。
 
 ユーロ円は強含み。2時時点では171.53円と24時時点(171.08円)と比べて45銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの売りが一服する中で、ドル円が堅調な動きとなったことでユーロ円は2時頃に171.55円まで強含んだ。また、ポンド円は203.87円、豪ドル円は105.70円まで上値を広げた。反発して始まったナスダック総合が一時200ポイントを超えて下げ、ダウ平均も下げ幅を広げているなど、米株安になっているがクロス円は総じて堅調だった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.38円 - 157.16円
ユーロドル:1.0905ドル - 1.0941ドル
ユーロ円:170.00円 - 171.55円

(松井)
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