欧州マーケットダイジェスト・19日 株安・金利上昇・円高
(19日終値:20日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.41円(19日15時時点比▲0.35円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.32円(▲0.45円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0884ドル(▲0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:8155.72(前営業日比▲49.17)
ドイツ株式指数(DAX):18171.93(▲182.83)
10年物英国債利回り:4.123%(△0.059%)
10年物独国債利回り:2.467%(△0.035%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月独生産者物価指数(PPI)
(前月比) 0.2% 0.0%
6月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) ▲1.2% 2.9%
(前年比) ▲0.2% 1.7%・改
6月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) ▲1.5% 2.9%
(前年比) ▲0.8% 1.6%・改
5月ユーロ圏経常収支
季調済 367億ユーロの黒字 367億ユーロの黒字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。世界規模で発生したシステム障害を受けて、投資家がリスク回避姿勢を強めると欧米株価の下落とともに円買いが先行した。16時過ぎに一時156.96円と日通し安値を更新した。
リスク回避の動きが一巡すると157.70円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。ダウ平均が一時420ドル超下落するなど、米国株相場が軟調推移したことが相場の重しとなり、157.27円付近まで押し戻された。
なお、マイクロソフトは「障害の影響あったアプリとサービスは全て復旧した」と発表した。
・ユーロドルはもみ合い。世界各地で発生した大規模なシステム障害を受けて、投資家心理が悪化するとユーロ売り・ドル買いが先行。18時前に一時1.0876ドルと日通し安値を付けた。ただ、16日の安値1.0872ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋った。21時過ぎには1.0894ドル付近まで持ち直した。もっとも、東京時間に付けた日通し高値1.0902ドルには届かなかった。
なお、ミュラー・エストニア中銀総裁は「再び利下げするには、インフレ率が2%に向かうという確信がさらに必要」と述べたほか、ビルロワドガロー仏中銀総裁は「インフレ率はもう少し緩やかなペースで低下を続けるだろう」などと発言した。
・ユーロ円は一転下落。アジア時間に一時171.88円まで値を上げたものの、日本時間夕刻になると失速した。世界規模のシステム障害を背景に欧米の株価指数が下落するとリスク・オフの円買いが優勢となり、一時170.92円まで値を下げた。そのあとは171.72円付近まで下げ渋ったものの、戻りは限られた。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。世界規模で発生したシステム障害を受けて、投資家がリスク回避姿勢を強めると株売りが広がった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も値下がりした。
・フランクフルト株式相場は5日続落。世界規模のシステム障害を嫌気したリスク回避の売りが優勢となった。個別ではザルトリウス(15.24%安)やインフィニオン・テクノロジーズ(3.96%安)、ザランド(3.96%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.41円(19日15時時点比▲0.35円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.32円(▲0.45円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0884ドル(▲0.0004ドル)
FTSE100種総合株価指数:8155.72(前営業日比▲49.17)
ドイツ株式指数(DAX):18171.93(▲182.83)
10年物英国債利回り:4.123%(△0.059%)
10年物独国債利回り:2.467%(△0.035%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月独生産者物価指数(PPI)
(前月比) 0.2% 0.0%
6月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) ▲1.2% 2.9%
(前年比) ▲0.2% 1.7%・改
6月英小売売上高(自動車燃料除く)
(前月比) ▲1.5% 2.9%
(前年比) ▲0.8% 1.6%・改
5月ユーロ圏経常収支
季調済 367億ユーロの黒字 367億ユーロの黒字・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は頭が重かった。世界規模で発生したシステム障害を受けて、投資家がリスク回避姿勢を強めると欧米株価の下落とともに円買いが先行した。16時過ぎに一時156.96円と日通し安値を更新した。
リスク回避の動きが一巡すると157.70円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。ダウ平均が一時420ドル超下落するなど、米国株相場が軟調推移したことが相場の重しとなり、157.27円付近まで押し戻された。
なお、マイクロソフトは「障害の影響あったアプリとサービスは全て復旧した」と発表した。
・ユーロドルはもみ合い。世界各地で発生した大規模なシステム障害を受けて、投資家心理が悪化するとユーロ売り・ドル買いが先行。18時前に一時1.0876ドルと日通し安値を付けた。ただ、16日の安値1.0872ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋った。21時過ぎには1.0894ドル付近まで持ち直した。もっとも、東京時間に付けた日通し高値1.0902ドルには届かなかった。
なお、ミュラー・エストニア中銀総裁は「再び利下げするには、インフレ率が2%に向かうという確信がさらに必要」と述べたほか、ビルロワドガロー仏中銀総裁は「インフレ率はもう少し緩やかなペースで低下を続けるだろう」などと発言した。
・ユーロ円は一転下落。アジア時間に一時171.88円まで値を上げたものの、日本時間夕刻になると失速した。世界規模のシステム障害を背景に欧米の株価指数が下落するとリスク・オフの円買いが優勢となり、一時170.92円まで値を下げた。そのあとは171.72円付近まで下げ渋ったものの、戻りは限られた。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。世界規模で発生したシステム障害を受けて、投資家がリスク回避姿勢を強めると株売りが広がった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株も値下がりした。
・フランクフルト株式相場は5日続落。世界規模のシステム障害を嫌気したリスク回避の売りが優勢となった。個別ではザルトリウス(15.24%安)やインフィニオン・テクノロジーズ(3.96%安)、ザランド(3.96%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)