東京外国為替市場概況・8時 ドル円、弱含み

 22日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。8時時点では157.26円とニューヨーク市場の終値(157.48円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。バイデン米大統領は日本時間22日3時ごろに声明を発表。秋の大統領選挙での再選を断念し、選挙戦から撤退する考えを表明した。週明けの早朝の為替相場では目立った反応は見られなかったが、徐々にドル売りが強まり、7時過ぎにつけた157.50円から157.19円まで売りに押された。バイデン米大統領は後任の民主党の大統領候補としてハリス副大統領を支持するとしたが、ドル高是正を求めているトランプ前大統領が再選する可能性が高いとの思惑からドル売りを誘った面があるようだ。

 ユーロドルは買いが先行。8時時点では1.0900ドルとニューヨーク市場の終値(1.0882ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。朝方からややドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.0900ドルまで上昇。前週末高値の1.0902ドルに迫る水準まで値を上げた。

 ユーロ円はもみ合い。8時時点では171.40円とニューヨーク市場の終値(171.39円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、171.40円前後でやや方向感を欠いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.19円 - 157.50円
ユーロドル:1.0880ドル - 1.0900ドル
ユーロ円:171.23円 - 171.47円

(岩間)
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