東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り強まる

 25日の東京外国為替市場でドル円は売りが強まった。10時時点では153.24円とニューヨーク市場の終値(153.89円)と比べて65銭程度のドル安水準だった。9時頃につけた153.97円を戻りの高値に再び下落圧力が強まった。円キャリートレードの解消と見られるフローが断続的に持ち込まれ、昨日安値153.11円を下回るとあっさり153円も割り込み、5月6日以来の安値となる152.86円まで売り込まれた。ただ、ゴトー日(5・10日)の仲値にかけては153.30円台まで持ち直すなど荒い値動きが続いた。

 ユーロ円は下げ幅拡大。10時時点では166.10円とニューヨーク市場の終値(166.81円)と比べて71銭程度のユーロ安水準だった。166.80円台まで持ち直したところから、ドル円同様に円買いが断続的に持ち込まれた。日経平均の1000円超安も円高基調を強め、5月以来の165円台に突入すると165.72円まで下値を広げた。
 ほか豪ドル円が100.30円、NZドル円は90.44円までオセアニア通貨安・円高が進行している。

 ユーロドルは10時時点では1.0839ドルとニューヨーク市場の終値(1.0840ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みが中心の値動きだったため、動意は鈍いままだった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.86円 - 153.97円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0842ドル
ユーロ円:165.72円 - 166.87円


(小針)
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